秋田の教育から何を学ぶべきか、実態と方法が細かく記述されており、家庭教育のハウトゥ本としては十分楽しめる。
しかし、出版の意図からして仕方のないことなのかもしれないが、秋田の取り組みを無条件に高く評価している側面があるのは否めない。日本の他の自治体と比較して秋田の先進性を説明しているのはわかるが、日本の教育の在り方を学ぶために秋田を事例としているのだから、他の自治体に対して秋田が先進的であるのは当たり前。海外の教育の取り組みや、既存の教育理論から筆者独自の評価枠組みを構築して、秋田モデルの先進性に加えて限界も評価してほしかった。日本の教育の今後について考えたい人には少し物足りないかもしれない。