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頬っぺた落とし う、うまい! (ちくま文庫)
 
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頬っぺた落とし う、うまい! (ちくま文庫) [文庫]

嵐山 光三郎
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

うまい料理にはワケがある。そこには物語があり、人情話がある。東京文物大学助教授にして並外れた美食家・神崎圭一氏が「う、うまい!」と思わずうなったメニューの数々。不法侵入者のカレー、まぼろしの鯛茶漬け、別れた妻の湯豆腐、蜃気楼とはまぐり汁、源さんのラーメン、妹ノリ子の茄子の一夜漬け…ジワリ唾液あふれ、じんと胸にせまる、20の連作料理譚。

内容(「MARC」データベースより)

「不法侵入者のカレー」「別れた妻の湯豆腐」「蜃気楼のはまぐり汁」「牛鍋は書生のドブ煮」など、著者が出会った思い出深い20の料理をテーマにした、美味しくて、やがて胸にじんとくる、連作短編小説集。 --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 347ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2001/11)
  • ISBN-10: 4480036792
  • ISBN-13: 978-4480036797
  • 発売日: 2001/11
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 520,656位 (本のベストセラーを見る)
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形式:文庫
街道文化を研究している助教授、神崎圭一郎の料理譚という形の小説。
食通の神崎がうまいものを食らい、
思わず「う、うまい」と唸る短編が20収録されている。

読んでいて腹が減る小説だ。
口の中いっぱいに唾液がたまり、
読みながら「うまい」とつぶやいてしまった。
テレビのグルメ番組で、
箸さえもまともにもてないようなタレントが
高級な料理に舌鼓を打っている様子を見るより、
ずっとずっとリアリティがあった。
おいしさを伝えるための伏線が張り巡らされている、
そんな話ばかりが並ぶ。

食べることは幸せである。
おいしいものを食べることは、まことに幸せである。
「食」という本能の裏にある幸福と人情と悲哀のドラマ。
ときに笑い、ときに泣けた。
食い意地が張っているということが、
けして意地汚いことではないと感じさせる上品さもあった。

あぁ。
うまいものが食べたい。
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5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By TaroTaro トップ500レビュアー
形式:文庫
嵐山翁の趣味と実益を兼ねた食通?小説。

大学の助教授であるにもかかわらず(だからこそともいえるが)、他人から講釈を受けることが大嫌いな男神崎圭一。大学内でも冷遇されているようだ。愚痴も多い。食べる物から食べ方まで、食べるという行為に関する全ての事柄に強いこだわりがある。そして妥協しない。妻と離婚した原因の一つが湯豆腐の食べ方だったらしい。ときおり、優しさや気遣いをみせるが、狷介な人物に分類されそうな男だ。このなんともいえない微妙な男と、彼にゆかりのある人たちとの、料理を通じた交流や因縁を描いた人情話の連作短篇。

なのだが、どうやっても、料理は物語の小道具ではなく、料理の小道具が神崎も含めた登場人物やシチュエーションになっているかのように読めるので、料理の部分を除いてみると、結構ありふれた内容だ。

では料理の部分はどうかと言えば、語り手が嵐山翁ではなく神崎なので、あの独特の嵐山節は薄まっている。それなりには楽しめるが、小説としても随筆的なものとしても中途半端な作品となっている。書いている方が楽しかったかもしれないが…。

やはり、嵐山節を堪能できるのは、例えば「文人悪食」「文人暴食」「寿司問答江戸前の真髄」のような、語り手が本人の作品だ。著者の作品にハズレはあまりないと思っていたが珍しくハズレ。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「文人悪食」「文人暴食」の著者の手による短編集。
こういう切り口の作品もあるのか、と感心させられた。
特に、料理についての描写部分は一読の価値あり。
「うまい」「おいしい」だけの表現とは一線を画す文章だろう。
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