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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
宇宙は裏返る,
By goge (山口) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 順列都市〈下〉 (ハヤカワ文庫SF) (文庫)
正直上巻は何をしているのかよく分かりませんでした。小説の体裁をした、作者の思考実験かとも思いながら読んでいました。下巻も前半まで電脳もののSFではありがちな展開が続くので、なかなか読み進められなかったのですが、タイトルである「順列都市」の章に入ると状況が一変しました。 ぶっちゃけ、鳥肌が立ちました(笑) この物語は、宇宙論について、面白い構想を展開させています。 前半では意識や知性に関する考察がこの物語の主題かとも思ったのですが、騙されました。そんなものは、前菜のようなものです。 主題は宇宙論なのです。 この物語を読んでいると、質量とエネルギーが同じ存在である事、宇宙が膨張を続け、その上空間の拡大と共に真空のエネルギーは増大し続ける事や、ベビーユニバース論、超ひもと膜などに思いを馳せてしまいます。 また「順列都市」の章は、人類と宗教の関係を皮肉っぽく描いているようで、面白かったです。 むろん小説なので、作者の宇宙論への想像が作品となっているだけであると言えるのですが、最大級の知的興奮を得られる物語である事は間違いありません。 その内容が何か、とは、説明するより実際読んで頂いた方が正確に伝わりますので、是非読んでください。てゆーか読め!この本は間違い無く読む価値がある一冊です(あ、二冊か)。
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
時空が暴走する,
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レビュー対象商品: 順列都市〈下〉 (ハヤカワ文庫SF) (文庫)
現世を越え、さらなる無限の世界をPC上で走らせた。それはほんの一瞬の出来事であったが、それにより現世を越えた世界へ足を踏み入れる。 山岸さんの訳もわかりやすく、まさに、センスオヴワンダーと呼べる作品でしょう。
5つ星のうち 5.0
10年後に再読して改めてそのスゴさを感じました,
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レビュー対象商品: 順列都市〈下〉 (ハヤカワ文庫SF) (文庫)
翻訳されたのが1999年10月、原著は1992年に出版された、あえていうなら前世紀の作品。しかし、改めて読んでみて。イーガンの想像力のスゴさを再認識させられた。翻訳されてまもなく読んだはずなので、10年ぶりの再読。当時もイーガン自体も評価はされていたように思うし、私自身も面白い作品だと思ったが、本当の面白さは、スゴさは理解してなかった。今回、改めて読んでみて、特にこの下巻の展開は、鳥肌の立つほどのスゴさを感じた。 21世紀に入り、チャールズ・ストロスなどのシンギュラリティを題材にした小説を読むようになり、この本で描かれたような世界観にも触れられるようになった今こそ、この本の内容、スゴさを感じること(理解できているとは言わないが)ができるようになったように思う。 おそらく、私にとっては、この本が初めてのイーガン体験だった。この本以降、イーガンの作品を読むようになり、新しいものも読んではいるが、やはり、この本に戻ってきてしまった。読む時代により、感じることが変わる本。10年後は、どのように読むことができるのか、楽しみだ。
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