横山光輝作の項羽と劉邦の全12巻(文庫)セットです。
今のところ商品画像がありませんが、武将の顔が書かれた紙の箱にきっちりと入っていて、セット専用の特典などはありません。
一巻ごとに武将のイラストが描かれたしおりが入ってますが、これはバラで買ってもついてると思います。
本の大きさが三国志の文庫版と同じ作りで、表紙にはそれぞれ違う兵馬俑の像が大きく印刷されています。
項羽と劉邦とは、紀元前206年頃、万里の長城で有名な秦王朝が腐敗して国中が乱れる中、
中国史上初の農民による大反乱から始まり、やがて中国全土を巻き込むまでに至った項羽と劉邦
の二人の英雄による壮絶な天下統一までを描く物語です。
劉邦は農民の出ながら天下統一をはたして三国志の元となる漢王朝を創設し、優秀な部下の助言をよく聞いたため
偉大な君主が臣を輝かし偉大な臣が君主を輝かすと今でも君臣関係の理想と評されています。
項羽は覇王の語源になった人物で三国志の呂不と並んで中国史上最強の男だといわれます。
後の三国志の呉の孫策につけられた小覇王というあだ名も項羽をもじったもので、コーエーの三国志シリーズでは呂不と並んで武力の能力限界値100を独占しているほどです。
内容はさすが横山さんという面白さなんですが、三国志を何度も読んだ私としては、三国志のときなら1コマで描けたんじゃないかと思う動きを2コマ使って描いていたり、少し三国志を完結させた疲れが残っている印象を受けました。
ですが三国志を読み始めたころは中国史なんて知らなくて、だけどもっと調べたいと思っていたとき、
この項羽と劉邦は作者が横山さんだからこそ迷わず購入できた作品です。
最後に項羽と劉邦は三国志の元となる物語ですが、横山さんは三国志が完結した後でこれを描いたので、全体的に三国志を読まないとわからない描写などがあり、
まだ読まれてない方は先に三国志を読まれることをお勧めします。