第1弾との大きな違いは、敢えて「冬」をテーマにしたことです。漫画本編は夏休みから始まり、1日1話のペースで進むため、冬の訪れはまだまだ先のことなのです。
第1弾では漫画と同じく夏をモチーフとしていましたが、聴いているとやはり漫画のなかのワンシーンが浮かんでしまいました。「ふたりでおえかき」なんかはまさにそうでした。
もちろんイメージアルバムなので、それが最も適切な形とも言えます。しかし、漫画のワンシーンという先入観がある以上は、純粋な音楽として楽しむことがあまり出来ませんでした。
しかし今作の場合、漫画ではまだ描かれていない冬をモチーフとしたことで、自分独自の感性と解釈で純粋に愉しむことができます。これは凄いことです。私は北海道に住んでいるのですが、実際の雪景色を歩きながらこのアルバムを聴くと、どれだけ上手に「冬」を表現しているかよく分かるような気がします。
もちろん前作の空気は踏襲しているので、『よつばと!』のイメージアルバムと言って全く差し支えはありません。むしろピッタリ。
最初聴いたときは「なんだこれ?」という不思議さを感じてしまい、すぐには馴染めないのですが、だんだんとこのアルバムの持つ良さが分かってきます。漫画本編もそんな感じですから。