正直、個人的には感心しない小説でした。
この本に出会う以前に精神分析を扱った小説や映画に慣れすぎてしまったせいかもしれません。
婦人雑誌に掲載された小説ということでしたが、
当時としては官能知的小説?!喜ぶ女性はいたのでしょうか?
”女性達はどんな反応・反論をするのだろう?”
と読者を楽しませるというよりも三島の興味で書かれた作品にも思えてしまいました。
精神分析として称していますが、実際に見えてくるのは
三島自身の性への拘り、女性に対する三島の偏見です…
妄想ではありますが、女性というだけで男性に愛される対象の存在が憎かったのかもしれません。
客観視する立場で語られながら三島自身が剥き出しになってしまったようなそんな1冊でした。