Jポップ批評というタイトルですが、嵐の音楽だけでなく、ドラマや映画、バラエティなど嵐の活動全般についてまとめられています。この本の元となる雑誌は2009年の刊行ですが、その後に出されたCDやDVDについてのレビューも追加されています。ただし、情報は既出のものの寄せ集めで、独自取材はなく新味に欠けます。内容は広く浅く、批評と言うには分析が物足りないです。CDやDVDのレビューにしても、Amazonに寄せられているレビューのほうが読みごたえがあります。この本からは、対象である嵐を真摯に見つめている感じは伝わってきません。10周年のブームに乗ってこんな本も出たんだな、という程度です。