原因不明の体の痛みで苦しんでいるピアノ教師です。
欧米の音楽大学では、アレクサンダーテクニークをカリキュラムに組み込んでいるところが多いと聞きました。
同じく痛みで悩んでいたアマチュアヴィオリストの主人が、ウィーンの某名門オーケストラの方から「ああ、これはアレクサンダーテクニーク系のことだな」というアドバイスを受けたことがあります。その方は、5分で痛みの原因を見抜きちょっとしたアドバイスで彼の痛みは解消されました。
アレクサンダーテクニーク自体は良いものなのでしょうね。
しかし、お金や時間がかかることなので誰もが気軽にレッスンを受けられるわけではありません。
また、主人のように一流の演奏家からならともかく、楽器を弾けないアレクサンダーテクニーク講師のレッスンでは、回り道が多くて治るまで時間がかかるのではないかと思います。
検索したところレッスン料は5000円〜10.000円ほどでしょうか。楽器を弾く前に基本的な体の使い方等の指導があるでしょうしかなり料金がかさむでしょう。
だからこそ、その価値があるか本を読んでみようと思うわけですが・・・。
本書は「音楽家のための・・・」となっていますが、数冊読んだ非音楽系の本でも内容は同じでした。
たくさんの音楽家が実名で出てきますが、その方たちが全てアレクサンダーテクニークの受講者のわけではありません。理想のフォームが自然に身につく方もいます。
理想的な体の使い方は何となくはわかるのです。でも、難しいパッセージや人前での演奏などでは強張ってしまう。
アレクサンダーテクニークによれば、「それは体の使い方が間違っているからだ」ということなのでしょう。
でも、勘違いしてはいけないのは、アレクサンダーテクニークが身についたとしてもどんな曲でも弾けるわけではないということ。
自分の力以上の演奏・音楽表現は出来きない。あくまでも、自分が身につけた技術を最大限に生かすだけです。
当然自分の力以上の作品を弾けば強張ることになります。
同じレッスン料を払うのなら、音楽家にレッスンを受けたほうが良いと思います。
本を読んだだけではアレクサンダーテクニークは理解出来ないそうです。
楽器と同様で独学では無理とのこと。序章にそう書いてありました。
だったら出版しないで欲しい。
本を書くからには、読者に理解させる努力は必要なのではないのでしょうか。
400ページ以上も費やして理解させられないのはその気がないからとしか思えない。
本で理解されたら講師業が成り立たないから煙に巻くような本を出版するのか?
「ひとりでできるアレクサンダー・テクニーク―心身の不必要な緊張をやめるために 」
のレビューで「生兵法太郎」という方がまさしくこの本の問題点を語っています。 この方のレビューを読むほうが私の拙いレビューよりわかりやすいです。
色々なレビューを読むと、レッスン受講経験のある型の評価は高いけれど経験のない方は低いようです。
購入を考えている方は、よくレビューを読んでからのほうが良いと思います。