と思って読んだ方が面白いと思います。というか、クラシック音楽愛好家だけにしか読まれないとしたら、ちょっともったいない。それがどんなジャンルであっても、音楽を聴いて感動した経験について思いをめぐらしてみたい人は手にとってみる価値があると思います。(わたし自身、ジャズを中心に聴いていて、とてもクラシック愛好家とはいえません。)
著者は意識していないと思いますが、第五章「アマチュアの権利」は、クラブシーンやHip Hopなどの楽器を演奏しない人による音楽、といったあたりまで射程に入った議論になっているように思われます。
2009年度吉田秀和賞受賞。
なお、帯にある「『お好きなように』と言われてもお困りのあなたに」というコピーはイマイチです。ガイドブックだと思って購入してしまうと期待はずれとなるでしょう。