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音楽の生存価―survival value of the music
 
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音楽の生存価―survival value of the music [単行本]

福井 一
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

非常に愛されていながら、シリアスなものではない「音楽」。それは、いざとなると、すぐに切り捨てられる危うい存在だ。音楽は本当にそれだけのものだろうか? 人間にとって余剰なのか? 現代科学で「音楽」の問題を暴く。

登録情報

  • 単行本: 176ページ
  • 出版社: 音楽之友社 (2005/1/1)
  • ISBN-10: 4276122643
  • ISBN-13: 978-4276122642
  • 発売日: 2005/1/1
  • 商品の寸法: 21 x 14.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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音楽を斬る! 2005/2/13
By カスタマー
形式:単行本
音楽の生存価!?このタイトルに強く惹かれた。音楽に生物学の用語を当てはめるとは!と驚いたが、その内容も決して期待を裏切らないものだった。生存価とは「ヒトの生存や繁殖を助ける機能」という生物学の用語だ。従って「生存価がある」とは、その機能がヒトが生存するために必要不可欠なものであることを意味している。本書で筆者は「音楽には生存価がある」という立場から論じ、「ヒトはなぜ音楽を持っているのか?」という難問に自然科学の視点から果敢に挑んでいる。音楽は単なる娯楽、暇つぶしではなく、人間にとってなくてはならない存在であること、つまり進化の長い歴史を通じヒトがヒトとして生き残るために大きく貢献してきたことを、数々の科学的証拠から納得させられる。
「音楽は芸術なのだからその本質を科学で解明することなど不可能だ」或いは「音楽への冒涜だ」と思う人もいるかもしれない。しかし第二部「かつて音楽は科学だった」の章をみると、そのような根拠のない感情的な思い込みは払拭される。音楽と人間との関わりを冷静かつ客観的に分析することこそが、音楽の存在意義を高めるためにどれほど重要かがよく分かる。また近年マスコミにより流布した「モーツァルト効果」や「日本人の脳の特殊論」が、まったくのデタラメであることに多くの人は驚くだろう。さらに「音楽と脳」の章では、脳科学を駆使した最新の研究がレヴューされており、音楽に携わる人全てにとって必要な知識が網羅されている。
筆者の単一分野に捕らわれない幅広い知識と洞察力には舌を巻く。これほどまでに音楽の地位を高めようとしている本に出会ったことはない。あまたある「音楽の専門書」を読んでも「音楽とは何か?」という疑問の答えは得られず釈然としなかったが、この本を読んで目の前の霧がすっきりと晴れた。この本は音楽の常識に自然科学のメスを入れた、斬新でセンセーショナルな作品だ!
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kidd
形式:単行本
モーツァルト療法に科学的根拠はなかった。どっかの納豆事件のように、やはり、仕組まれていたのか。音楽と人体との関係を科学的に紹介している。結構信用の置ける内容であると思う。けして、硬すぎないので、手軽に興味のあるところをぱらぱら読み出しても読めます。
このレビューは参考になりましたか?
12 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:単行本
ヒトの生み出した文化は数あれど、音楽ほど身近な存在はない。まさに、我々人類は、「音楽するヒト」である。しかし、音楽は何のためにあるのか? という基本的な疑問に、真摯な姿勢でだれにでもわかりやすく答える本は、今までなかったように思える。
そのような意味で、本書は、人類の普遍的言語である科学という手法で、音楽の謎に迫る非常に意欲的な本である。
本書は、音楽を高尚な芸術と捉え、抽象的、非現実的な議論に終始するこれまでの音楽評論などとは明らかに違い、音楽にまつわる秘密をひとつひとつ丁寧に解説し、音楽に関する先入観や誤解を吹き飛ばす。
例えば、「モーツアルト効果」や、日本人の誤った「アルファ波」信仰についての項では、正確な科学的知識の大切さを痛感させられる。さらに、音楽がヒトの性行動と密接に関連しているという著者の説は、音楽が芸術であるという音楽愛好家にとってはショッキングかもしれない。しかし、このような事実は音楽が単なる娯楽や余剰ではなく、ヒトの本質的な行動であることを示すものであり、音楽の重要性を再認識させられる。音楽は机上の空論で語られる存在ではなく、ヒトの本性とも密接に関係するリアリティーな存在だったのである!
本書は、一般、専門家に限らず、音楽に携わる方すべてに自信をもってお勧めする、新時代の「音楽解体新書」である。
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