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音楽の感動を科学する ヒトはなぜ“ホモ・カントゥス"になったのか (DOJIN選書35)
 
 

音楽の感動を科学する ヒトはなぜ“ホモ・カントゥス"になったのか (DOJIN選書35) [単行本]

福井 一
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

文字のない文化はあっても,音楽のない文化はない.
では、なぜ音楽はあるのか? 音楽を聴いて感動するのはなぜか? なぜ私たちは音楽に魅せられるのか? そもそも音楽とはなんなのか?
このような,音楽をめぐる根源的な問いを軸にしながら,ストレス社会での音楽の役割や音楽療法の効果の検証,ホルモンに働きかける音楽の役割,さらには,音楽の進化的な意味まで検証し,音楽するヒト=ホモ・カントゥスの姿を浮き彫りにする.音楽のエニグマ(謎)の解明への挑戦!

内容(「BOOK」データベースより)

なぜ音楽はあるのか?音楽を聴いて感動するのはなぜか?そもそも音楽とはなんなのか?音楽をめぐる根源的な問いを軸にしながら、ストレス社会での音楽の役割や音楽療法の効果の検証、ホルモンに働きかける音楽の役割、さらには、音楽の進化的な意味まで、音楽するヒト=ホモ・カントゥスの姿を浮き彫りにする。音楽のエニグマ(謎)の解明に挑む。

登録情報

  • 単行本: 256ページ
  • 出版社: 化学同人 (2010/10/1)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4759813357
  • ISBN-13: 978-4759813357
  • 発売日: 2010/10/1
  • 商品の寸法: 18.2 x 13.2 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
この本は、すごく面白い。

思い切った音楽への仮説も出てくるので、他研究者の追試を待ちたいとは思うが、著者の仮説に飛びついて色々と実践したい気持ちになる。

その昔、15年位前までは、音楽に関する物理学的以外の科学的な話というのは、ほとんど見かけなかった。誰かの経験や解釈を記しているような話ばっかりだった。それはそれで結構なのだが、一方で著者のような研究者が増えて、音楽の謎がどんどん科学的に解明されると良いと思う。

そういえば、昔々話題になった角田忠信の「西欧人と日本人で、音を受容する脳が違う」という研究も、著者は一発で否定している。「あの研究・研究方法には疑問がある」という事は以前から聞いていたのだが、思い切り否定されて心地よかった。そして勉強になった。

いや、ほんとに面白かった。著者の別の著作や類書をどんどん読んでいこうと思う。
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
良著 2011/5/18
By NiKe
音楽が好きで、聴かない日はありません。
そんな生活の中、ふと「なぜ自分は音楽を聴いてしまうのだろう?」という疑問が浮かびました。
それが、この本を手に取ったきっかけです。

仕事の関係上、私はしばらく実用書ばかり読んでいました。
科学書が久しぶりだったというのもあるでしょうが、これほど知的興奮に誘われるとは思ってもみなかった。

まだ途中までしか読んでいませんが、理論展開の仕方が凄い。隙がなく、エレガント。
ストレスと音楽、「最適複雑性モデル」、政治に利用される音楽・・・未知の事実が次々と出てきて興奮する。
特に音楽的才能とテストステロンの関係性の箇所が素晴らしい。

あまりにも面白い本は、ゆっくり読みたくなる。
この本もそんな感じです。
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20 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ホモ・カントゥスーHomo Cuantosー音楽するヒト
これは私たちヒトをあらわす著者による造語だ。
この本は福井氏による音楽と科学をテーマにした本の第三弾である。
氏の著書はどれもラジカルでオリジナリティーに溢れており、読者の知的好奇心を満足させてくれる。しかし想像するに周囲には敵が多そうだ。
1999年に出版された「音楽の謀略」は斬新なアイディアがたくさん詰まった本だったが、この新作ではそれらのアイディアに科学的裏付けが示され、かなり洗練された内容となっている。
このところ「音楽と脳」や「音楽を科学する」ことが流行のようで、これをテーマとした本が多数刊行されている。
仕事柄、関連書にはすべて目を通しているが、とくにD.レヴィティンの「音楽好きな脳」を読んで内容のお粗末さに唖然とした。何より驚いたのはレヴィティンの本(原著は2006年出版)のロジックや話題の展開、キーワード(たとえば「文字のない文化はあっても、音楽のない文化はない」など)、事例などが福井氏の「音楽の謀略」(1999年出版)と全く同じことだ。謀略の私的翻訳本が出回っているのではないかと疑ってしまうのは私だけだろうか・・・。
なにはともあれ、福井氏の強みは自身が堅実な科学者であることだ。それが本の内容に説得力をもたせている。
氏のこれまでの著作はすべて読んでいるが、その知識の量には毎回驚かされる。
なかでもこの新作は機知に富んでおり、音楽の本というよりも哲学書といったほうが適当だろう。
知の巨人とよばれた社会生物学の大家E.O.ウィルソンを彷彿とさせる。
ちなみに讀賣新聞の科学欄や日経新聞、アエラの書評欄でもこの本が取り上げられていた。旬のテーマを扱った話題の書には一読の価値がある。
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