明日に希望なんかないと呟く、そんなひとりぼっちの少年少女のために作られたアルバム、
という印象。
そのためか垣根を低く、誰でも軽く聴き始められるようになっている。
逆に言えば、うるさいロックは嫌い、サンボマスターは暑苦しい、そんなリスナーのためでもあるかも。
その気持ちに応えて、出会えよ少年少女。
きみはいたほうがいい、と、山口隆は歌う。金八先生や寅さんのような古くさい奴かもしれない。
でも、信じられる大人に出会ってほしい。
ポップななかに、通好みのソウルフルなメロディラインも凝ったリズムも盛り込まれ、
これから人生のお供になる音楽の、質の高いナビゲーターにもなるアルバムだ。
好き嫌いはあれど、大人も何度も聴き返せる良作。
この聴き心地の良さ、聴き応えは、☆5つでもよいのです、が、あえて4つにしました。
前作のようなテンションの作品も、世の中は欲していると、レコード会社に理解して欲しいから。