萩尾望都のファンだったら、いえ、ファンでなくても
そのマンガを読んだことのあるひとだったら、
読みながら登場人物や場面、背景、コマ割り、ネーム、
ありとあらゆる情景を思い浮かべられるのではないでしょうか。
最近の絵柄はこのころのものとは変わってしまっているし、
だからこそ、当時の絵で。
わたしがこころ惹かれる『美しの神の伝え』はとても哲学的。
神への挑戦というよりも、自分自身がどこから来たのかを知りたいという欲求が
根底にあるのだと思う。
春狂いは言う。
「…考えない、ということは、たくさん失ってしまうことだ」
もちろんほかの作品もさまざまなことを考えさせてくれる。
だからこのひとの描くマンガ、大好きだったんだなぁ。
読むことをやめられなかった。
『A-A’』のアディのことばを借りれば
「引きよせられる…」