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音の影 (文春文庫)
 
 

音の影 (文春文庫) [文庫]

岩城 宏之
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

バッハ=武満徹さんが最後に聞いた曲、ショパン=指揮者を困らせるピアノ協奏曲、メンデルスゾーン=音楽家には珍しく一生裕福だった、岩城宏之=終戦の翌年に木琴で舞台デビューetc.古典派から現代音楽の巨匠まで、世界を舞台に活躍した著者が、とっておきのエピソードや思い出を交えて紹介するエッセイ集。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

岩城 宏之
1932(昭和7)年、東京生まれ。東京芸術大学音楽学部打楽器科在学中にNHK交響楽団副指揮者となり、1956年デビュー。以来、国内のみならず、ベルリン・フィルやウィーン・フィルなどのトップ・オーケストラの指揮にあたってきた。NHK交響楽団終身正指揮者。メルボルン交響楽団終身桂冠指揮者。1991(平成3)年、日本エッセイスト・クラブ賞受賞。1996年に紫綬褒章を受け、2002年には、日本芸術院恩賜賞受賞。2006年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 299ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2007/08)
  • ISBN-10: 4167271079
  • ISBN-13: 978-4167271077
  • 発売日: 2007/08
  • 商品の寸法: 15 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 とても楽しく読みました。いつもながら巧みな文章ですね。惜しい方を亡くしたと思います。, 2006/10/1
By 
sasabon - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)    (トップ10レビュアー)    (殿堂入りNo1レビュアー)   
レビュー対象商品: 音の影 (単行本)
残念ながら、今年永眠された指揮者岩城 宏之さんが書かれたこの『音の影』は音楽愛好家だけでなく、多くの人に読んでいただきたいエッセイ集だと思いました。

堅い内容では全くなく、どちらかと言えば、筆者独特のユーモアに溢れていると言えましょう。クラシック音楽をテーマにした本としては、洒脱でとても読みやすい文章が嬉しいですね。

クラシックの有名な作曲家にまつわる36篇のエピソードを岩城さん自身の思い出とともに記したもので、「週間金曜日」の2001年5月18日号〜2004年4月9日号まで連載されたものを単行本にしたものです。

アルファベット順の最初にでてくるアルベニスの「エスパーニャ」の曲にまつわる筆者自身の青春のエピソードを書いた「1秒間のキス」のくだりとか、バッハの「マタイ受難曲」が大好きだった武満徹を偲んだ「武満徹さんが最後に聞いた曲」でのしんみりとする交遊録など興味深いエピソードが綴られています。

作曲家のことを書きながら、実際は岩城 宏之さんの追想録のような色彩も帯びています。長年様々なガンと戦ってこられた筆者ですから、音楽表現だけでなく、文章でもその足跡を残される気持ちがあったのかも知れません。

痛快な学生時代の交遊録の『森のうた―山本直純との芸大青春記』や、岩波新書の『フィルハーモニーの風景』、『楽譜の風景』などを以前読んでいますので、岩城さんの文章力や表現力は理解済みですが、病気と戦い、忙しい演奏活動の合間にこれだけの文を残された才能に驚きを禁じ得ません。合掌。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 岩城 宏之さんの追想録のような雰囲気を漂わす音楽エッセイ, 2007/12/28
By 
sasabon - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)    (トップ10レビュアー)    (殿堂入りNo1レビュアー)   
レビュー対象商品: 音の影 (文春文庫) (文庫)
惜しくも昨年永眠された指揮者岩城 宏之さんが書かれたこの『音の影』は音楽愛好家だけでなく、多くの人に読んでいただきたいエッセイ集だと思いました。堅くるしい内容ではなく、筆者独特のユーモアに溢れています。クラシック音楽をテーマにした本としては、洒脱で読みやすい文章が嬉しいですね。

有名な作曲家にまつわる36篇のエピソードを岩城さん自身の思い出とともに記したもので、「週間金曜日」に3年間にわたって連載されたものを単行本にしたものです。

アルファベット順の最初にでてくるアルベニスの「エスパーニャ」の曲にまつわる筆者自身の青春のエピソード「1秒間のキス」のくだりとか、バッハの「マタイ受難曲」が大好きだった武満徹を偲んだ「武満徹さんが最後に聞いた曲」でのしんみりとする交遊録など音楽の好きな者にとって興味深いエピソードが綴られています。

作曲家のことを書きながら、実は岩城 宏之さんの追想録のような色彩も帯びています。長年様々なガンと戦ってこられた筆者ですから、音楽表現での仕事だけでなく、文章でもその足跡を残される気持ちがあったのかも知れません。

痛快な学生時代の交遊録の『森のうた―山本直純との芸大青春記』、岩波新書の『フィルハーモニーの風景』、『楽譜の風景』などを愛読してきましたので、岩城さんの文章力の卓越さにはいつも感心させられています。
病気と戦い、忙しい演奏活動の合間にこれだけの文を残された才能に驚きを禁じ得ません。名エッセイストと言えましょう。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 クラシック音楽を身近に, 2007/8/20
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きっちょ (神奈川県川崎市) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
レビュー対象商品: 音の影 (文春文庫) (文庫)
ほっとしました。
クラシック音楽は好きだけど、たまに演奏会に行くと気持ちよくなって寝てしまう。
そんな自分は人として少々ダメなのではないかと思っていたのです。
この本を読み、岩城さんも同じだと知って、少しうれしくなりました。
作曲家や演奏家、そのほかクラシック音楽にまつわる楽しいエピソード満載の本ですが、一貫して底に流れているのは「小難しいことは抜きにして、すばらしい音楽を楽しもう」という著者の心意気。
今でこそ「のだめ」がクラシックの裾野を広げてくれましたが、もう何十年も岩城さんは同じことを言いつづけてきたんだなあ。
作曲家メシアンとの温かい交流を記した項、ちょっとジーンときましたよ。
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