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音の影
 
 

音の影 [単行本]

岩城 宏之
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

古典派から現代音楽の巨匠まで、アルファベット順に、とっておきのエピソードや懐かしき思い出を交えて紹介する人物エッセイ集。

内容(「MARC」データベースより)

バッハ、ベートーヴェン、ブラームス、ショパン、ハイドン…。古典派から現代音楽の巨匠まで、アルファベット順に、とっておきのエピソードや懐かしき思い出を交えて紹介する人物エッセイ集。『週刊金曜日』連載を単行本化。

登録情報

  • 単行本: 305ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2004/08)
  • ISBN-10: 4163659102
  • ISBN-13: 978-4163659107
  • 発売日: 2004/08
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.2 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 821,802位 (本のベストセラーを見る)
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By sasabon #1殿堂 トップ10レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
残念ながら、今年永眠された指揮者岩城 宏之さんが書かれたこの『音の影』は音楽愛好家だけでなく、多くの人に読んでいただきたいエッセイ集だと思いました。

堅い内容では全くなく、どちらかと言えば、筆者独特のユーモアに溢れていると言えましょう。クラシック音楽をテーマにした本としては、洒脱でとても読みやすい文章が嬉しいですね。

クラシックの有名な作曲家にまつわる36篇のエピソードを岩城さん自身の思い出とともに記したもので、「週間金曜日」の2001年5月18日号〜2004年4月9日号まで連載されたものを単行本にしたものです。

アルファベット順の最初にでてくるアルベニスの「エスパーニャ」の曲にまつわる筆者自身の青春のエピソードを書いた「1秒間のキス」のくだりとか、バッハの「マタイ受難曲」が大好きだった武満徹を偲んだ「武満徹さんが最後に聞いた曲」でのしんみりとする交遊録など興味深いエピソードが綴られています。

作曲家のことを書きながら、実際は岩城 宏之さんの追想録のような色彩も帯びています。長年様々なガンと戦ってこられた筆者ですから、音楽表現だけでなく、文章でもその足跡を残される気持ちがあったのかも知れません。

痛快な学生時代の交遊録の『森のうた―山本直純との芸大青春記』や、岩波新書の『フィルハーモニーの風景』、『楽譜の風景』などを以前読んでいますので、岩城さんの文章力や表現力は理解済みですが、病気と戦い、忙しい演奏活動の合間にこれだけの文を残された才能に驚きを禁じ得ません。合掌。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By きっちょ VINE™ メンバー
形式:文庫
ほっとしました。
クラシック音楽は好きだけど、たまに演奏会に行くと気持ちよくなって寝てしまう。
そんな自分は人として少々ダメなのではないかと思っていたのです。
この本を読み、岩城さんも同じだと知って、少しうれしくなりました。
作曲家や演奏家、そのほかクラシック音楽にまつわる楽しいエピソード満載の本ですが、一貫して底に流れているのは「小難しいことは抜きにして、すばらしい音楽を楽しもう」という著者の心意気。
今でこそ「のだめ」がクラシックの裾野を広げてくれましたが、もう何十年も岩城さんは同じことを言いつづけてきたんだなあ。
作曲家メシアンとの温かい交流を記した項、ちょっとジーンときましたよ。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By sasabon #1殿堂 トップ10レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
惜しくも昨年永眠された指揮者岩城 宏之さんが書かれたこの『音の影』は音楽愛好家だけでなく、多くの人に読んでいただきたいエッセイ集だと思いました。堅くるしい内容ではなく、筆者独特のユーモアに溢れています。クラシック音楽をテーマにした本としては、洒脱で読みやすい文章が嬉しいですね。

有名な作曲家にまつわる36篇のエピソードを岩城さん自身の思い出とともに記したもので、「週間金曜日」に3年間にわたって連載されたものを単行本にしたものです。

アルファベット順の最初にでてくるアルベニスの「エスパーニャ」の曲にまつわる筆者自身の青春のエピソード「1秒間のキス」のくだりとか、バッハの「マタイ受難曲」が大好きだった武満徹を偲んだ「武満徹さんが最後に聞いた曲」でのしんみりとする交遊録など音楽の好きな者にとって興味深いエピソードが綴られています。

作曲家のことを書きながら、実は岩城 宏之さんの追想録のような色彩も帯びています。長年様々なガンと戦ってこられた筆者ですから、音楽表現での仕事だけでなく、文章でもその足跡を残される気持ちがあったのかも知れません。

痛快な学生時代の交遊録の『森のうた―山本直純との芸大青春記』、岩波新書の『フィルハーモニーの風景』、『楽譜の風景』などを愛読してきましたので、岩城さんの文章力の卓越さにはいつも感心させられています。
病気と戦い、忙しい演奏活動の合間にこれだけの文を残された才能に驚きを禁じ得ません。名エッセイストと言えましょう。
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