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最も参考になったカスタマーレビュー
11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
映画『エンディングノート』を見た方はぜひ!,
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レビュー対象商品: 音のない花火 (単行本)
卓越した映像センスと編集力で、全く新しいドキュメンタリー映画『エンディングノート』を撮られた砂田麻美監督の、その映画と一緒に味わうべきとても魅力的な小説です。 私はまず映画を観て、実の父親を天国へと見送るその日々を撮り続けた砂田監督の「思い」 というのは一体どのようなものだったのだろう?と思っていたのですが、 この小説にはそれが聞こえてきます。 映画はもちろん「映画」として完成されたもので、それに何も付け加える必要はないと思いますが、 私はこの小説の存在は、その映画の綴る物語の深い奥行きを教えてくれるという意味で、 本当に読んで良かったと思っています。 「死に向かう段取り」なんて思っても、そんなカッコよくはいかない。 それは当事者もそうだし、見送る家族も、そして受け止めているようで実は受け止めきれない でいる娘(=砂田氏自身)のこころ。得体が知れない「死」という本当に厄介なもの。 でも、その厄介なものが来たお陰で気付かされる尊い、そして確かなものがある。それを教えてくれる。 特にここには、映画では殆ど背後に隠されていた娘の「祈り」が心に刺さる。 そして小説のラスト、出生届のくだりには、思わず目頭が熱くなった。 そうだ、そんなんだよな、自分では気付かない、そういうものに包まれて、支えられて 実は人は生きているんだよな、また生きて行けるんだよなと、 静かだけれどとても温かな余韻を与えられました。 映画の方もそうですが、砂田氏一流のユーモアもあり、「人間」に対する敬意と愛に溢れた 何度も読み直したい素敵な作品です。
5つ星のうち 4.0
天国さん,
By 信 - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 音のない花火 (単行本)
エンディングノートの主題歌をレビューのタイトルにしてみました。 そのハナレグミの歌に家族の風景という歌があるんですが 本書を読みながらその歌の歌詞が脳裏をよぎりました。 例え近親者の死という人生における一大事であっても 埋まらない距離があると思います。 それは、別に親や兄弟に対して反抗心を持つとかそういう意味じゃなくて 近親者であっても身体は、別だから 感情や痛み そういうものを共有するのは、意外に難しい。 子から見た親の行く末を描いた良書だと思います。 臨死体験は、別にして 人は、死を体験できません。 だからこそこういう本を通じて 色々想いをはせるのは スピード重視な昨今の社会の風潮から 少し離れる有意義な一時だと思います。
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