タイトルにもなっている「音と音楽」も含めた10数個のエッセイからなる本。題材はバッハ、ベートーベンの運命第一楽章、ブラームス、ワグナーとニーチェ、ブルックナー、ヒンデミットと多岐に渡る。
ロマン派と現在でいう近代音楽との折り合いについての悩みや、評価を苦しげに書き連ねているようで、読んでいても苦しいところがある。
しかし、運命の第一楽章のフェルマータにそんな意味があったとは知りませんでした。また、ワグナーとニーチェがお互いをそんな風に思っていたなんて知りませんでした。ニーチェがもだえ苦しむようで、なんだか哀れになってきました。
それにしてもドイツ語の翻訳は難しそうですねえ。