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韓非子〈第4冊〉 (岩波文庫)
 
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韓非子〈第4冊〉 (岩波文庫) [文庫]

韓 非 , 金谷 治
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

『韓非子』の中には、韓非自身が書いたのではないものもあるが、自作とみられる諸篇は、巧みな比喩に富み、抑揚の多い論理的な説得力のある堂々たる大文章である。本冊には、「五蠧」篇など自作とみられる諸篇を含む一六篇を収録。

登録情報

  • 文庫: 320ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1994/9/16)
  • ISBN-10: 4003321049
  • ISBN-13: 978-4003321041
  • 発売日: 1994/9/16
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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By 簿記受験生 殿堂入りレビュアー
形式:文庫
韓非子は秦の統一のころの韓(洛陽付近)の人で、その政治理論の評判を聞いた始皇帝に請われて秦に赴き、そこで同じ筍子の門下生だったといわれる楚の出身の丞相(総理大臣に相当)の李斯に怪しまれて毒を仰いで自ら命を絶つことを命じられた。韓非子は自著で君主に意見具申することが如何に難しいことがを説いているが、それを自らの人生の悲劇で証明してしまったのである。「矛盾」「蛇足」などの言葉を生み百家争鳴期の思想家のなかでは歯切れのよい批評的文章を書いた人物としては、かの孟子と双璧をなすだろう。よく「孫子」との優劣を議論されるが「韓非子」は政治理論を説き「孫子」は軍事理論を説く。もとより役割が違うのであって、そういう議論は不毛だと思う。「韓非子」が説く非情なマキャベリズムは、現代人にも傾聴に値するものがあるだろう。秦以降の中国の歴史は、その後儒家思想を建前として、実は法家思想に基づく皇帝専制政治が清代まで続くのである。
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7 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 先哲の知恵の中から、レビューア自身の理解と解釈により再構成したものを、一つご紹介いたします。本書に出会うための一つのきっかけにしていただけたらと思います。

【組織にとって、使いやすい人材とは、どんな人物だろうか。ひとつの考え方。】

(1)命令が出ても従わない者は、自分の意見を大切にする「勇気のある人」だろうか。上の者を敬って罪を恐れる臆病者こそ好ましい。

(2)ある仕事を任命したときに、その仕事が「正義にかなわない」といって受けようとしない者は、ほんとうに「正義の人」だろうか。よろこんで、しっぽを振ってくるような人物こそ好ましい。

(3)悪いことをしてでも利益を求める者は「やり手」だろうか。このような人物には、注意せよ。

(4)禁止してもきかない者は「意気盛んな者」だろうか。規則を忠実に守り、命令によく従うバカ正直こそ好ましい。

(5)賞を与えても受け取らない者は、「清廉な人」だろうか。感激して受け取るような人物こそ好ましい。

(6)地位や給与のことを軽蔑して上の者の言うことを素直に聞かない者は「優れた人物」なのだろうか。与えられた地位をよろこび、もらっている給料に感謝し、少しでも給料を上げようと努力する者こそ好ましい。

(7)欲がなくおおらかで気前がよい者は、ほんとうに好ましい人物といえるだろうか。上からの指示に、ただ忠実まじめに従う貧乏たらしい者こそ好ましい。

(8)おしゃべりで軽率、くるくる考えの変わる者は「頭がいい」のだろうか。多少頭が悪くても、言うべき時だけ口を開き、行動も分に従っている者のほうが好ましい。

(韓非(BC280?- BC233))

命題集〜未来へ引き継ぐ人類の知的遺産:未来のための哲学講座
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4 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
私が中国古典の中で、最も好きな、最も愛読している本は、孔子の『論語』である。孔子の語る、究極の理想《仁義》の世界は、私にとっても究極の理想であり、究極の目標である。しかし現実は、そんなに甘くない。孔子の語る究極の理想《仁義》など、屁とも思わないような偽善者たちが、実社会には大量に存在する。そこで重要になってくるのが、この『韓非子』の思想である。韓非子は、孔子とは正反対の立場にたつ思想家で、孔子の理想主義とは正反対の《現実主義》の立場を取っている。この韓非子は、人間の醜い《偽善》や《欲望》や《エゴイズム》を冷徹な目で観察しながら、その人間の醜さに対する《対応策》を、冷静かつ論理的に説いている。私自身は、孔子の『論語』における《理想主義》こそが、人間としての正しい道だと思うが、その対局にある韓非子の《現実主義》を学ぶことにも、深い意味があると思う。そういう意味では、孔子の『論語』の副読本として読むのもまた、面白いと思います。オススメです。
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