日本で出版・販売されている、他国の歴史地図本の中では、もっとも詳しい歴史地図なのではないでしょうか。カラーで印刷も紙質もよく、この出来栄えならこの値段も高くはないかな、という感じ。ファンの多い中国史でさえ、ここまで詳細で立派な歴史アトラスは、恐らくこれまで日本で出版されたことは無いのではないかと思えます。原書房から出ている、古代ローマ詳細な歴史地図でさえ(「ギリシア・ローマ歴史地図」)、詳細度はともかく、クオリティでは及ばないと思います。
それにしても、本屋でぱらぱらとめくっていて、幾つか知ったことが。
−渤海国って、韓国史だったんですね。
−渤海と新羅の時代は、「南北国時代」として一括して呼ばれていた
-千里長城というものの存在
などなど。隋や唐の遠征軍の進路なども詳述されていたり、高句麗の王城図があったり、歴史地図帳としては、完成度が高いように思えます。