明治維新以降、日本がどのようにして朝鮮半島に勢力を伸ばし、
韓国併合を行ったのか。また、朝鮮半島の人々は、日本に対してど
のように抵抗したのかをまとめた本。
日本と朝鮮半島との近代史を知る上で、一読してもらいたい良書。
当時の日本のやり方に、作者は批判的な立場であるが、それは史実に
対する冷静な意見として受け止める事ができる。
本気で日本を悪にしたければ、過酷な弾圧や差別の事例を、あれこれ
並べ上げればよさそうなものだが、そのような手法は使われていない。
それどころか「韓国併合は形式的適法性有していた、つまり国際法上
合法であり、日本の朝鮮支配は国際的に承認された植民地である」
(P244)という見解を語っている。
史実を研究した上での、作者の冷静な意見に共感を覚えた。