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韓国併合への道 (文春新書)
 
 

韓国併合への道 (文春新書) [新書]

呉 善花
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (22件のカスタマーレビュー)
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韓国併合への道 (文春新書) + 歴史再検証 日韓併合―韓民族を救った「日帝36年」の真実 (祥伝社黄金文庫)
合計価格: ¥ 1,275

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商品の説明

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   著者は『攘夷の韓国 開国の日本』で第5回山本七平賞を受賞した韓国人女性。日本人といえば「過去を反省しようとしない人たち」と教えられ、そう思い込み続けてきたが、それはどうやら韓国人のほうにあてはまる言葉であると知り、「併合に至った韓国側の問題点」の究明を思い立った。この本を書くに至った動機をそう語る。韓国人が自らの肉体を刻むようにして「併合の原因」を摘出した自省の書である。

   1860年代、韓国は事実上崩壊していた。しかし、李朝政権は外交と軍事を清国に任せ、安閑として政争に明け暮れていた。独立の意志を喪失したこの国を、清国とロシアが植民地化しようとしていた。この事態は、日本の安全保障にとって重大な脅威だった。米英両国もロシアの進出を警戒していた。そして、日本の朝鮮支配とアメリカのフィリピン支配を相互承認する「桂・タフト協定」が締結される。

   著者は、こうした東アジア情勢の中に、李朝の腐敗、日本の開化政策、清国軍隊の暴虐、金玉均らの独立運動、閔妃殺害、李容九らの「日韓合邦運動」などの歴史イベントを配置して、「併合」に至る道筋を跡づけていく。

   韓国の改革を考えない政治指導者たちが「一貫して日本の統治下に入らざるを得ない道を自ら大きく開いていった」一方で、李容九らは民族の尊厳の確保をめざして「日韓合邦運動に挺身していた」。しかし、彼らが「民族の尊厳の確保」を托した「韓国併合」は、朝鮮人を常に圧迫するものでしかなかった。その結果、「国内で最大限の努力を傾けた李容九らを売国奴と決めつけ」「国内では表立った活動をすることなく外国で抗日活動を展開した」李承晩らを愛国者・抗日の戦士と高く評価する「不当なバランスシート」が作られたという。激越な痛みのこもる自省の言葉だが、それはまた、李容九らをむざむざ「売国奴」にしてしまった日本人に対する痛恨の思いとも聞こえるのである。(伊藤延司)

出版社/著者からの内容紹介

両国の歴史観を巡る最大のギャップ──日韓併合。なぜ併合は起こらざるを得なかったのか。日韓最後のタブーに正面から挑戦する!

登録情報

  • 新書: 236ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2000/01)
  • ISBN-10: 4166600869
  • ISBN-13: 978-4166600861
  • 発売日: 2000/01
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (22件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
94 人中、86人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By θ トップ1000レビュアー
形式:新書
韓国併合までのプロセスが細かく書かれている良書です。

日本史を取っている高校生には全員読んでもらいたいぐらいです。

この手の本では、大体「日本は悪い」か「日本は正しい」の二極であったが、本書ではそのどちらにも偏らず、冷静な議論がなされています。

もっとも、通常教科書で語られる日本史と比べては「ずいぶんと日本の肩を持つ」と言われるかもしれませんが、日本の行為でも悪いものは悪いときちっと書いており、「何でもかんでも日本は正しい」的な本とは一線を画しています。

この手の議論はあまり詳しくない人にも薦められる本です。
このレビューは参考になりましたか?
97 人中、87人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
いわゆる「日帝36年」以前の問題として、なぜ、日韓併合はなされたのか。呉さんは「日韓併合にいたるプロセスにおける李朝、韓国側の問題点と責任の究明」をしたかったという。併合される側の問題点と責任とは?この問題は、二国間の問題としてだけでは考えられない。19世紀後半、列強の進出下、日本も李朝も、そして、李朝の宗主国たる清も列強の植民地になりかねない危機的状況だった。日本は危機感をもって明治維新をなしとげた。一方、李朝は宗主国・清に従属し、軍事的にも依存、両班という官僚、とりわけ文官による独裁的中央集権国家体制のもと、小中華思想を持ち、鎖国攘夷に固執、官僚は腐敗堕落し、国家は疲弊していた、という。征韓論もそうした李朝の硬直的な態度に端を発している。開化派、自主独立派のクーデターの動きもあったが、保守派を制するまでにはいたらなかった。福沢諭吉の開化・独立派の金玉均などへの支援活動の話は興味深かった。日清戦争後、清からの独立を果たし、大韓帝国が成立するが、同時に日本の保護国化が進められていく。日清戦争後の三国干渉は有名だが、朝鮮にとりわけ野望を持っていたのは帝政ロシアだった。その南下政策は露骨で、朝鮮がどうなるかは日本防衛の根幹をなす問題だった。そんなおり、保守派はロシアに接近、開化派は日韓合邦なども策すが、日露戦争後、完全に日本の保護国となり、1910年併合される。そうした中で両国の辿った道の違いに思いを馳せると、両国の地政的な運・不運をまず感じる。かりに、日本が併合しなくとも、ロシアを中心にした列強により植民地化されていただろう。故・司馬遼太郎氏は「日清、日露の戦争までは日本の防衛上致し方ない戦争であった」と書かれていた。私もそう思う。李朝のもとでは「維新」は成就しなかった。呉さんのいう問題点と責任は民族の悲しみとしてそこにあるのだろう。
このレビューは参考になりましたか?
81 人中、70人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
力が全てを決する時代。日本、清、ロシアが韓国に対する利権を争う姿が、簡潔に描かれている良書。 本書は歴史叙述に今日的な視点を入れず、当時の人々の視点、考えから成立っている。この当たり前の事が出来てない歴史本が多いなか、評価できる一冊。また、日本、韓国という枠ではなく世界情勢のなかでの韓国併合を語っている。

維新後日本は列強、特にロシアの南下政策を仮想敵国としていたが、ロシアから日本への橋頭堡としての李朝を巡る自主近代化、保護国化、併合へと変化する日本の朝鮮対応の理解に役立つ。

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読みやすい
まず、非常にわかりやすい。
「朝鮮植民地化!」「日本の蛮行」を訴えたいだけの本だと、
よくありがちな強引さや無理やりな解釈がない。... 続きを読む
投稿日: 18か月前 投稿者: アマゾンゾン
日本の近代史への理解を深めることにも役立つ
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投稿日: 20か月前 投稿者: FreshAir
『チマ・パラム(スカートの風)』を書いていた頃の著者は颯爽としてカッコよかった
『チマ・パラム(スカートの風)』を書いていた頃の著者は颯爽としてカッコよかった。... 続きを読む
投稿日: 20か月前 投稿者: Gori
何が問題なのか?
確かに戦争自体は決して良くないものだろう。... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: reviewr7
隷属主義からの脱却
戦後、左派政党が教育界やメディアを主導してきた事もあり、日韓併合は暴挙であったとの主張が長らく続いてきたが... 続きを読む
投稿日: 2009/12/16 投稿者: とも
現在の韓国の人の行動・思考パターンが理解できた
李氏朝鮮が長く朝鮮半島を支配していた事は知っていたが、その政権の内様は今まで知らなかった。その支配体制を理解すると、何故、韓国大統領のほとんどがまともな最後を迎え... 続きを読む
投稿日: 2009/10/29 投稿者: とっと
それでも残る違和感
著者は経歴に不明な点が多い。
のみならず、多くの人が指摘しているように恐らく自分で書いていない。... 続きを読む
投稿日: 2009/10/20 投稿者: うわの空
日韓併合という「荒療治」はなぜ断行されたか
... 続きを読む
投稿日: 2007/2/4 投稿者: ishilinguist
この本は日本と韓国で共に教科書に採用されるべき名著
何かを支持する目的でなく、具体的な事実をコツコツと積み上げた記述に今までうわべの薄っぺらい日韓史しか知らなかった私には「目からウロコ」だった。日本統治の悪しき36... 続きを読む
投稿日: 2006/7/18 投稿者: スターバックス大好き
嫌韓派はマンガ嫌韓流よりこの人の著書を読むべき
本書は韓国人の視点で日本に併合されるに至った李氏朝鮮末期の問題点を... 続きを読む
投稿日: 2006/3/5 投稿者: 黒天使
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