NHKの木曜時代劇、最後にして最高の作品です。
○実力派揃いのキャスト
○野村萬斎さんのよく通る美しい声
○飽きさせない展開
○迫力の殺陣シーン
○バットマンを彷彿させる高揚感溢れるテーマ曲
さまざまな魅力に溢れた、とても質の高い時代劇だと思います。
全8回しかありませんが、大河のように長編では全部観るのも大変なので、逆に大きな
ストーリーはありつつ一話完結な作りとなっており、観やすいと思います。
シリーズもののマンネリ時代劇とは一線を画した、しっかりとしたストーリーのある、
本格派の時代劇です。ユーモアも、涙も、感動も全てちりばめられています。
陰陽師でもそうでしたが、野村萬斎さんの美しい姿勢、発声、しなやかな動きは素晴らしい
の一言です。鞍馬天狗というキャラクターは、昔からあるものですが、この鞍馬天狗は
全然古臭さを感じさせません、和製バットマン的な、新たなヒーローだと思います。
また、緒形直人さん演ずる近藤勇が圧倒的な迫力を持っていて、野村萬斎さんの鞍馬天狗との
ライバルとしてのバランスが最高です。甲乙付け難い、ダブル主人公といった感じです。
石原良純さんならではのネタも毎回あり、それも小さな楽しみの一つです。
服部隆之氏作曲のテーマソングは、バットマンを彷彿させるとても高揚感のある作品で、
物語をさらに盛り上げてくれます。とても良い曲だと思います。
民放含め、質の高い時代劇を見ることができる唯一の時間枠がこの「木曜時代劇」シリーズ
でしたが、番組改編で、曜日も変わり時間も短縮されてしまうのが残念でなりません。