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革命と独裁のアラブ
 
 

革命と独裁のアラブ [単行本(ソフトカバー)]

佐々木良昭
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,680 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

過激にして従順、誇り高くておしゃべり好き、独裁者を生み出しては倒す摩訶不思議なアラブ社会。子供にはピストルを持たせ、自分の名誉は何年かけても報復して守る一方で、おしゃべり好きで西欧社会に強いあこがれ。遠くて、さらに遠い国々、世界情勢のカギを握るアラブ社会の摩訶不思議さの理由を緊急徹底解説

内容(「BOOK」データベースより)

どうなる緊迫のアラブ王制諸国。民主化革命が相次ぎ、にわかに激動の時代に入った中東情勢の読み解き方を、アラブ研究の第一人者が社会構造と精神世界の視点から緊急徹底解説。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 256ページ
  • 出版社: ダイヤモンド社 (2011/7/15)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4478016410
  • ISBN-13: 978-4478016411
  • 発売日: 2011/7/15
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.2 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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 日本にとって馴染みがないようで、石油などでは最もお世話になっている中東諸国の事情が非常に良く分かる一冊だと思います。筆者の豊富な経験と人脈から導いた自説を、説得力ある文章で、誰にでも分かりやすく説明していますので、老若男女に拘わらず、誰でも気軽に読めます。というより、日本がもっと理解すべきである中東情勢及びそこの人々の思考方法などを理解するためにも、是非、できるだけ多くの人々に読んでもらいたい本です。
 「ジャスミン革命」については、陰謀史観的な立場をとっていますが、誰が陰謀を行ったのかは、実証が不可能か、かなり困難な事柄ですので、読者の判断に委ねるほかありませんが、筆者の解説は明快です。
 最後に筆者が引用したコーランの一説を引用します。
「言ってやるがよい、『真理は主の下し給うところ、信じたいものは信じ、信じたくない者は信じないがよかろう』と・・・」
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10 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 藤崎健一 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
 (距離も心情も)遠くて遠い国、中東諸国の内側−生活習慣からコーラン(イスラム教)が
人の生き方までに浸透している点−に、著者の体験を織り込みながら迫った一冊。
関係者への配慮もあって、2011年初頭から春にかけて起きた「アラブの春」への言及は、ぼかし
気味の記載ですが(穿ってみると陰謀論的にも見える。これは読者の判断力に依る)、それ以外の
ところは、目から鱗が…という感を味わえる内容でした。

 例えば…

・何故、王様にしろ独裁者にしろ、トップダウンの国ばかりなのか
 →コーラン(イスラム教)自体が人に頼ることを良しとしている。施しを受ける人よりも、施しを
  行う人の方が良しと言う考え方(富む人が、施しを行うことで物質的な欲に溺れることを回避
  「させてくれる」のだから、と)。だから、食べさせてくれる限りは為政者(と取り巻き)が
  不正蓄財しようと気にしない、と。元々、為政者になる人は神に選ばれた人、という認識がある。

・何故に戦い続けるのか?
 →やられたらやりかえすのも文化。実質より名誉を重んじる。それに元々砂漠の民だった彼らは
  食べ物が無ければ最後は略奪してでも手に入れざるを得ない生活をしていた。その歴史も影響
  していると、と。

・イスラムの世界は常に革新と保守がせめぎ合う=アコーデイオンを閉じたり、開いたりするのと
 同じことが繰り返されている、と。

・全てはアッラーの思し召し、という考え方。故に前述したような他力本願的な思想が主流になるとも。

 他にも、彼の地に住む人々の気質、処世術、思考等々を、一つ一つ−パイ皮をはぐように−解き
明かしていく一冊。中身は濃いですが、難しい話では無いので(エッセイ風にも読める)、先ずは
一冊読んでみようか、と思った方にお勧めです。
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●本書の本文冒頭(16〜17頁)に大中小三枚の地図が載っている。著者佐々木氏の説明によれば、両頁にまたがる一番大きな地図は米国によるこれからの中東政策の要となる「ロードマップ」だという。現状(右頁下の中地図)と比べて、まず目につくのがイランの南東部とパキスタン西部を割いて登場している「バルチスタン国家」であろう。イラクは「クルド国家」「スンに国家」「シーア・アラブ国家」「バグダッド国際都市国家」の四つに分割されている。最大の産油国サウジアラビアの湾岸産油地帯が切り離され「シーア・アラブ国家」として誕生するというわけだ。「アメリカが描く新しい中東地図」との説明の付いたこの地図は、米軍退役将校ラルフ・ピーターズ大佐が2006年に「ブラッド・ボーダーズ」(血塗られた国境線)と題する論文を軍事専門誌『アームド・フォーシーズ・ジャーナル』に発表したときに付載され、「New Middle East Map」(新中東マップ)と名づけられたもの。
●この「新中東マップ」が登場してくる背景には米国の対中東政策の破綻がある。数次にわたる湾岸(イラク)戦争もアフガンにおける対テロ戦争も厖大な経費を費やしながら米国の国益を増大するどころか、米国の世界覇権そのものに対する疑問や批判を招く原因となっている。佐々木氏によれば、そこで米国は「新しい国境線を引かない限り、この民族・宗教紛争は落ち着きそうにない」と考えた。「地域の民族、宗教、宗派の分布状況をベースにして新たな国境線を引き、住み分けさせれば問題は解決され、紛争やテロはなくなる」(21頁)というのである。だが、米国による線引きを押し付けると、英仏の利害に基づく国境線を強要した現状線引きの二の舞になるだけだ。そこで、米国は対中東政策をハード路線からソフト路線へと転換することにした。つまり、「中東諸国で内乱を起こす、正確にいえば内乱を起こさせることにより、自らの手で新しい国境線を引かせる」という戦略である、と佐々木氏は言う。これがチュニジアのジャスミン革命に始まるアラブ諸国大変動の本質であるというのが、著者の分析である。
●ところで、米国の新中東政策のロードマップ「新中東地図」はかつて20世紀初頭までほぼ670年間にわたって中東を支配したオスマン帝国の地図とそっくりだと佐々木氏は指摘する。傲岸不遜で常に二枚舌を弄し、畳に土足で踏みこむ無礼に気づかない文明不在の米国が本当に「ソフト路線」を実行できるとは思えないが、佐々木氏によれば、そこで否でも応でもアラブ世界のかつての宗主国トルコの存在がますます重くなってくることになる。トルコは現在、70の国々とビザなし交流の関係を結び、それらの国々のインフラ整備や教育向上に多大の貢献を果しているが、これらの国々はかつてのオスマン帝国の版図とぴたりと重なる、と佐々木氏は言う。
●本書には「ツラン」という言葉は一言も出てこないが、ツラン民族の同胞として、また常に変わらぬトルコの友邦として、中東地域で日本の果すべき役割も、米国の使嗾に甘んじる域を脱しトルコとの同盟を主軸に据えるべき時代が来ていると思われる。
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最近のカスタマーレビュー
読みやすい本ではあるが…
語り口も語っている内容も非常に平易。筆者が見聞きしたエピソードを交えながら,アラブ人の特質や中東地域の情勢を論じようとしており,本書のテーマに関する先行知識がない... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: bons
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投稿日: 10か月前 投稿者: メイ
短時間で中東問題を理解したい方へ
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投稿日: 10か月前 投稿者: yterasawa
素人にも分かりやすく読みやすい中東の本です。
著者(佐々木良昭氏)が語る中東の実情は、いつも分かりやすい。それは、著者自身の実体験から得られた知識やノウハウを語っているためであろう。また、著者が日本人であるこ... 続きを読む
投稿日: 10か月前 投稿者: kochan
だれも語れなかったアラブ社会の真相
カダフィがリビアで革命を成功させたときに日本から単身、留学生として乗り込んでいってから40年以上、おそらく日本人の中でだれよりもアラブを見続けてきた著者が、アラブ... 続きを読む
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