落語ファンになってどれ位たつだろう。
20年以上は落語が生活の中に入っているし、CDやDVDや落語関連の本もかなりふえた。
大分、授業料を払っていると思うので、感想を言わせてもらう。
落語は、30分程度の話でつくる小宇宙だと思う。
何人かの登場人物を一人の縁者が巧みに使い分け、話を組立てる。
名人上手と言われている落語家の手によるならば人間関係や話の筋は自然と入っていくるが、
そうでないと厄介。
まるでチンプンカンプンの拷問の時間となってしまう。
ああ、この話はこういう筋で見所はここだと分かるまで、結構な時間が掛かると思う。
手っ取り早く何かを掴んだつもりという人は余り好みではないが、
五里霧中を解消するには、このような本は有益だと思う。
また、ほかの人の同様の目的の入門本、例えば人気のある立川志の輔のものなども持っているが、それらより簡潔にまとめられており、大変に優れていると思った。(立川志の輔はCDも本も多く持っているし、独演会にもいく、敬愛する落語家だが、入門書を成功させるのは難しいということを言わんがための例として用いたのでご海容を)
この本を読まれた方は、是非に次のステップとして、生の落語をホールや寄席、せめてCDで聴いて欲しい。
奥が深い世界と思われることでしょう。