教科書に無味乾燥的に載っている事柄がもっと掘り下げられて書かれており、教師・講師が好んで授業中にするようなエピソードも多々載っています。
私は高校時代は学校のカリキュラムの都合で近現代史しか勉強しておらず、受験科目として選んだ日本史の受験勉強でも合戦や人物の事は受験問題としてはさほど詳しい知識は必要としなかったことから私は戦国時代の事に関して詳しく知りませんでした。
そこで、大河ドラマなどで興味を持ったこともあってこちらの本を読んで見ました所、名前は聞いたことはあっても誰の配下、家族なのか分からなかった人物(私の場合は柴田勝家とかお市の方、濃姫など超有名人物の区別や知識が怪しかったです^^:)や合戦、勢力図の整理が出来、尚且つ有名な、お市の方の小豆の話、秀吉の一夜城や清洲会議の話、山内一豊の馬、徳川家康の敗戦時の糞漏らし、などのちょっとしたエピソードもページ隅の小欄に載っていて、歴史好きにしてみればそんなの常識だろう、と言われてしまうような上記の話を知ることによって、教科書に無機的に名前が書かれた武将の事を個々の魅力的な人物として再認識する事が出来て良かったです。
ただし、全体を読もうとする時に、冒頭に出てくる守護、守護大名、鎌倉公方といった政治体系・役職に関する詳しい説明がありませんし、人物の振り仮名もやや不足していますので、全く日本史を知らない方には用語集などが必要だと思いました。