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ただ、入門書だから仕方ないが、説明する範囲がかなり狭められている。狭義の「太平洋戦争」ということか、大陸における重要な事柄(満州事変に始まる日中戦争や日韓併合、満州国の建国等)には殆んど触れられていない。これらの事柄の説明抜きでは、日米の戦いの意味も見えてこないはず。それから信憑性のないデータを避ける為だろうか、重要な事柄が欠落していることが多々ある。例えば、広島および長崎の原爆被災者の人数が載せられていないのは何故なのだろうか?
ともあれこの本は、当時の日本がなぜ戦争に踏み出さなければならなかったのか、何がいけなかったのか、そして戦争とは何かについての解答を僅かながらでも示唆してくれるだろう。短絡的な自虐史観ではなく、戦争がおこる複雑な背景を理解するに至るだろう。
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