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非論理的な人のための 論理的な文章の書き方入門 (ディスカヴァー携書)
 
 

非論理的な人のための 論理的な文章の書き方入門 (ディスカヴァー携書) [新書]

飯間 浩明
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

自分の考えたことを文章にして、読者に間違いなく伝えるには、どうすればいいのだろうか?

そのためには、「クイズ文」という〈問題〉〈結論〉〈理由〉という形式に従った文章を書けばいい。
なぜなら、この形式は、読者と一つの問題意識を共有し、かつ、読者を一つの結論に導くためのものだからだ。
細かいことは脇において、ひとまずこの形式に落とし込んでいけば、誰でもすぐに、伝わる文章が書けるようになる。
大学で文章の書き方とディベートを教えてきた著者が、実際に学生の文章を目覚ましく上達させた方法を惜しみなく公開する。

内容(「BOOK」データベースより)

細かいことは脇において、ひとまずこの形式に落とし込んでいけば、だれでもすぐに、伝わる文章が書けるようになる。大学で文章の書き方とディベートを教えてきた著者が、実際に学生の文章を目覚ましく上達させた方法を惜しみなく公開。

著者からのコメント

文章の書き方についての本(文章読本)は、じつにおびただしい数があります。書店の棚がそれだけで埋まってしまうほどです。ため息をつく人も多いでしょう。
文芸評論家の斎藤美奈子さんに至っては、『文章読本さん江』(筑摩書房)という評論を著して、無数にある文章読本の存在それ自体を批評の対象にしているほどです。

書店に並んでいる文章読本は、その数が膨大だという以外にも、一冊の中に書いてある内容が多岐にわたっているため、文章を学ぶ人が負担に感じる面があります。
私自身も、学生の時、『レポート・論文の書き方』というような名前の本を何冊か読みましたが、どれも内容が盛りだくさんで、
「ここに書いてあることをすべて守らなければ、レポートや論文は書けないのか」と、ぼうぜんとしました。

私は大学で文章の書き方を教える授業を持っていますが、学生は----今も昔も----たくさんのことを教えられるのをいやがります。
もっと正確に言えば、たくさん教えられても、その多くを忘れてしまいます。
でも、何か一つのことについて、徹底して追究する授業であれば、かなり集中して聞いてくれるし、授業の後に残る印象も強いようです。

それで、私は、文章の書き方を説明するにあたって、多くのことを言いたくないと思いました。
できれば、一言だけ注意を与えて、それだけで文章がみるみるうまくなるというわけにはいかないだろうかと、いろいろ考えました。

そこまで都合のいい方法は、さすがに見つかりませんでした。
ただ、文章の基本は、それほど複雑なものではなく、ごく単純な要素でできていると、私は考えるに至りました。

文章には、「事実・感想」からなる形式と、「問題・結論・理由」からなる形式とがあるというのが、私の考えです。
私は、前者を「日記文」、後者を「クイズ文」と名づけました。

日記文は、事実をありのままに書く文章です。一方、クイズ文は、ものごとを筋道を立てて考える文章です。
レポートや論文、企画書、提案書などといった、だれもが書くのに苦労する種類の文章は、だいたい後者の形式に当てはまります。

そこで、私は、特に「クイズ文」を書けるようにすることを、授業の中心に据えるようになりました。
授業の初めに、私はまず、学生にこう問いかけます。
「自分の考えたことを文章にして、読者に間違いなく伝えるには、どうすればいいか?」
これに対する私自身の答えと、その理由はこうです。
「そのためには、クイズ文という、『問題・結論・理由』という形式に従った文章を書けばいい。
なぜなら、この形式は、読者と一つの問題意識を共有し、かつ、読者を一つの結論に導くためのものだからだ」

私の言いたいことは、この一言だけです。
これで、学生たちが「そうか、なるほど、分かった。ではそのように書こう」と納得してくれれば、もうそれ以上授業をする必要はありません。

でも、当然なことに、と言うべきか、右の禅問答のようなせりふを発しただけでは、学生たちにはほとんど何も伝わりません。
それで、もう少しくわしい説明を足して、私の考えを深く理解してもらうために工夫するうち、半年、一年の授業が終わってしまいます。

さて、私は、今また、右のたった何行かのことを読者に伝えるため、本書を書こうとしています。
ページ数はそれなりに多くなりそうですが、要するに、言いたいことは、右の一言だけです。

まずは、むずかしく考えず、気楽に読んでください。いつの間にか読み終わっていて、しかも、本書の伝えたいこともよく分かった、と思っていただけるならば、たいへん幸せです。

著者について


飯間 浩明
(いいま ひろあき)
1967年、香川県高松市生まれ。早稲田大学第一文学部卒。同大学院博士課程単位取得。
現在、早稲田大学などで非常勤講師。『三省堂国語辞典』編集委員。
専門は日本語学。古代から現代に至る日本語の語彙について研究を行う一方、
辞書編集委員として、まだ辞書に採録されていない現代語を収集・記述することに精力を注いでいる。
大学の授業では、クイズ、ディベートなどを取り入れた独自の文章指導を約10年続けている。
著書に『遊ぶ日本語 不思議な日本語』(岩波書店)、『NHKわかる国語 読み書きのツボ』(MCプレス)。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

飯間 浩明
1967年、香川県高松市生まれ。早稲田大学第一文学部卒。同大学院博士課程単位取得。現在、早稲田大学などで非常勤講師。『三省堂国語辞典』編集委員。専門は日本語学。古代から現代に至る日本語の語彙について研究を行う一方、辞書編集委員として、まだ辞書に採録されていない現代語を収集・記述することに精力を注いでいる。大学の授業では、クイズ、ディベートなどを取り入れた独自の文章指導を約10年続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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