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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
今の社会が病んでいるとすれば正しく名医の診断。だが治癒の見込みはあるのか?,
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レビュー対象商品: 非社会性の心理学 なぜ日本人は壊れたのか (角川oneテーマ21 C 176) (新書)
現代日本社会が病気とすれば、正しく名医の問診、診断である。病因はそのとおりと納得できる。ではその処方箋はとなると明確でない。これは著者の責任ではない。病気の家畜は隔離・治療できるが人間の場合はそうはいかない。当たり前、ふさわしさの欠如という視点から社会をみているがそれは著者のような「社会性のある人」が未だ多数を占める社会が前提である。この傾向が続けばいずれかの時点で「社会性のある人」は少数派になる。現代民主主義は多数決論理であり、当たり前か否かは定義の問題である。今の社会にふさわしさが未だあると定義すれば今後更にそれは失われていく、ということを暗示する内容である。(著者がそうなると言っているわけではない。著者は回避すべきと主張)受け止め方によるのだろうが、先行きはどうも明るくないとつい思ってしまう本。読みやすいので是非一読をお薦めします。
12 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
老いたな,
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レビュー対象商品: 非社会性の心理学 なぜ日本人は壊れたのか (角川oneテーマ21 C 176) (新書)
チラッと立ち読みした時は、面白そうだと思ったが、購入してじっくり読んでガッカリした。作者はずいぶん昔と考え方が変わったもんだ。かつての自分を否定する為に本書を書いたのか?かつて単純にホワイトカラーを否定し、ブルーカラーに讃辞を送っていたりした作者が、この体制べったりの意見はなんだ?それなりの地位につかなければ、理論的に正しい事でも、場の雰囲気を読んで黙っていろというのか?そんな窮屈な思いして世の中に適応するより、軋轢を感じながらも、理論的に正しい事を主張して、作者に非社会的だ、と非難されるような行動をしていきたい。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
この度の大震災において散見された不謹慎な言動によって本著を思い出した。,
By KJ - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 非社会性の心理学 なぜ日本人は壊れたのか (角川oneテーマ21 C 176) (新書)
私がこの本を読んだのが出てすぐ位であるから1年半位経っていると思うが、この本の主張の中核的主張である「言っている事は正しいが、場の雰囲気にふさわしくない。例えばトイレの話題を病院であろうが食卓であろうが、全く同じ様に話しだす。 これは強盗、窃盗などの「反社会性」とは異なる「非社会性」と言えよう」という内容を思い出した。 例えば、「食ベものが地震によってたりなくするかもしれない。ビジネスチャンスですおw」と言ってさんざん 叩かれた46歳の企業経営者がいたが、言っている事は事実であっても、「こんな時にそれを言うか普通?しかも「ですおw」って何だよ!」 となるのが普遍的な社会通念だと皆さん思われると思う。また、大手のビデオレンタルショップがtwitter上で「地震ばかりでテレビが つまらない皆さん!お待ちしています!」という書き込みをし、大いに批判され、謝罪に至ったのも然り。 こんな人が増えたのはそういう非社会的なリーダーが増えたからだという。確かに、日銀総裁等が不透明な金を受け取っても「法に背いていないから」問題ないと言っていれば、こんな社会になってもおかしくはない気がする。 こういった分析はマスコミにおいて極めて少なく感じる。GDPの成長率や、税収の数字だけしか見ていない、つまり人間の心理を勘案していない論評しかないからである。この点は加藤氏に完全に同意する。 しかし、「ではどうすれば良いのか」といういわば処方線が見えない。「これから皆で考えてくれ」という事なのか?因みにこの主張はデュルケームのアノミー理論を読んでいれば考えられると思う。だから、社会学者は日本の病理における処方箋を提出する集団として、もっと社会参加を していけば良いのではないかと思う。原子力事故が起きた事により、原子力の専門家がテレビ出演を重ねている様に。
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