NGO活動を通じての記述であり、メディアで報道され
ろこと少ない情報ばかりで、最初は戸惑いました。しか
し読み終えて共感できることがあり、この提言を支持し
たいと思いました。
著者は韓国、北朝鮮そして我が国の3国での非核兵
器地帯設置を、米国、中国、ロシアの周辺核保有国を
消極的安全保障等を義務付けて加えるスリー・プラス・
スリー(奇しくも6ケ国協議と同じメンバー)で構想してい
るのです。そして、構想にあたってのポイントはふたつあ
ったと思います。ひとつは、既存の南太平洋非核地帯が
示すように対米関係を維持しながらでも、これは実現可
能であること、そして核兵器の保有が疑われる北朝鮮を
加えても、東南アジア非核地帯などの先例が示すように
長いスパンをかければ解決が可能であること、このふた
つです。
ここで紹介されている国際平和への様々な行動や言説、
そして各地の非核地帯成立のプロセスと教訓は、これか
らの我が国の進む道筋を考える際の(金総書記死亡とい
う事態から今後の北朝鮮の行方は不透明ですが、いやだ
からこそでしょうか)有力な素材になるものと思います。