日本の産業構造の変遷に伴い、
商業・サービスが産業の中心となっていった日本。
大量消費大量生産の名のもとにディスカウントが横行し、
大量の商品やサービスは瞬く間に日本全土を駆け巡っていった。
国内有名メーカーのCDラジカセやTV。
それなりの品質で、それなりの価格。
そんな「均一的な商品」が世に溢れていた。
経済至上主義のもと、「効率的経営」の大義名分を掲げて、
多くの企業は、自社の生産や流通の効率化を図るのは自然な流れ
だったのかも知れない。
しかし、この本は、
「それは違う!」と声を大にして叫んでいる。
例えるならば、
「ここの蕎麦がうまいんだ!ここでしか食べられないよ」
である。
???
一体どういうことか。
アメリカナイズされた経済至上主義下で
我々日本人が忘れていた感覚が今復活しようと
していることを豊富な事例をもとにこの本は
紹介しているということである。
「ここのファーストフード店のハンバーガーが格別でさ!
ここでしか食べられないよ」
先の例との違いがわかるだろうか。
おそらくこのような表現をする方はいないだろう。
我々は、いつの間にかに“誰もが同じものを持つ”ということに
価値観を見出してきていたのかも知れない。
そして、それが本当に価値あるものなのか??
という疑問、気づきが少しずつ顕在化しているのが
現在なのだ。
それを著者は「非効率」という言葉で形容する。
非常に読みやすくまとまっているので、
一度手にしてみるといいかもしれません。