まず、この手のパズルが好きならば
ビル・ゲイツの面接試験―富士山をどう動かしますか? の方が面白いと思う。一方で、純粋にGoogleの入社試験問題集が欲しいならば、それこそググツた方が早い。
では、その他の人たちにとってはどうか?生憎、多くの問題で「訳出されきっていない」ポイントがあり、そのせいで「とんちの効いた答が出せない」ようになっている。その意味でも不満がたくさん出るだろう。一例として 2-07 をあげる(問題そのものは本書を読むか「You are at a party with a friend and 10 people are present including you and the friend.」でググって欲しい。竹内薫の訳は…本書を見て欲しい)。
問題は竹内訳には「every person *YOU* find ... every person *HE* finds」の YOU と HE を訳さず、「誰が発見したかに寄らず」という条件に摩り替わっている点だ。「どの条件の人を誰が発見したか」によっては逆転のチャンスがある。もちろん普通にやったら駄目だが「自分の誕生日を友人は知らない」のであれば、パーティーのほかの客と結託する方法はいくつか考えられる。
この手の入社試験は「常識的に考えたら不利な条件を、どうやってひっくり返し、面接官に『1本取られた』と思わせるか」がポイントだ。そのためにもこういう細かい所はしっかり見なくてはいけないし、誤訳や失訳があってはいけない。
問題自体は面白かったが、訳が酷すぎるので星2つ減じてある。