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16 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
本書を読んでいくら三浦氏の主張に賛同しても非モテは非モテである,
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レビュー対象商品: 非モテ!―男性受難の時代 (文春新書) (新書)
著者の三浦氏によると最近の若者はもてるかどうかを異様に気にするという(私の実感では若者だけではないが)。これは人間関係のあり方が変容していることが大きいのだろう。かつてブ男でも結婚できたのは真面目に働いていれば収入が増え、終身雇用が約束されているという幻想が維持されていたからである。 ところがその幻想が名実共に壊れた現代、昔はそれはそれで敬意を抱かれてもいたこつこつやる人間など非生産的で役に立たないくずである。 他人と他人を結び付ける社会も崩壊した。 その時人々が他人を測る物差しもは、誰に見ても明らかな交換可能な価値、すなわちルックス、経済力、話術の3つだけとなった。若者がもてるかどうかを気にするのはその証左である(これはアラサー、アラフォーと呼ばれる結婚適齢期を過ぎた人々が「婚活」において重視する要素と符合していやしないだろうか?CS某番組で恐山院代の南直哉氏が市場経済の人間関係への逆流というような表現をしていたのが私の心を捉えて放さない)。 そして本書を読むにつけ、この3つはどうも相関関係があるということらしいのだ。 (例:非正社員は経済的に不安定である上に、スキルアップの機会を奪われているため、本来年齢と共に身につけることが可能であったはずの「生きた証としての顔」も存在しない)。 他の方のレビュー通り、第7章の三浦展の主張まで引っ張るために、だらだらとデータの羅列や、複数人によるエッセイ風味のお話が続くのは確かである。恐ろしく現代的で興味深いテーマを扱った本書であるが、いささか上滑りの感を否めず、やや手応えのない内容だったのは確かである。 本書が私に教えてくれたのは非正社員の非モテ女子も受難の時代であるということだ。正社員のモテ男子はリスクを回避して正社員のモテ女子とくっつく。あぶれた非モテ女子はそれでもモテ幻想を捨てきれず非モテ男子とくっつくことはない。単なる経済的理由だけではなく我々がいかに固定観念に縛られて不自由となっているかを改めて見た気がする。 さて、最後の三浦氏の主張だが、実現不可能なある種の空しさを感じてしまった。 それほどまでに現代は何かしら生きにくい世の中になったということなのだろうか?セーフティネットを張りさえすればどうにかなるといったレベルではなく、何かが根本的に欠けてしまったように感じるのは私だけだろうか?
23 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
自分からモテるって言うヤツって一体・・・,
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レビュー対象商品: 非モテ!―男性受難の時代 (文春新書) (新書)
この本はまず、中を読めば共著なのに表紙には三浦展の名前ひとつしか載っていない。これは率直に言っておかしいだろう。もっとも、「共著者」の佐藤留美の論考も、前著(結婚難民 (小学館101新書 3))と大して変わっていない。――モテも「格差」なのである。 大胆な仮説とともに出発する本書。男性も自分の見た目とモテにセンシティブにならざるを得ない時代、モテるかどうかが男と女の生き方にいかに影響するかを考察していく。 この本における分析の根幹をなすのは、「ジェネレーションZ調査2008」によって導き出された「モテ格差」である。モテ格差といろいろなデータの相関を見ていく。 しかし、どうも解せないのである。はたして、自分のモテ度を客観視できるのだろうか。もっと言おう。このアンケートに自分で「モテる」「容姿に自信がある」と回答する人が、本当にモテるのだろうか、美形なのだろうか。ちょっとイタすぎやしないだろうか。これは就活の適性検査とかで「自分は面白いとよく言われる」という問いに、平気で「よくある」と回答する人のようなもんだ。そんなやつ、本当に面白いのかという疑問が残る。特にモテているかどうかや美醜については、主観的なバイアスがかかりそうである。その人がモテるかどうかについては、周りの人に聞くのが手っ取り早いだろう。そんな手間なことはできないだろうが。 別にモテると回答した人全てが実際はモテないだろう、と言いたいわけではない。そうではなくて、突き詰めて考えていくと、モテると回答する人とモテないと回答する人で違うのは、容姿の違いというよりも、要は「自分に自信があるかどうか」だと思うのである。 ジェネレーションZでは「容姿に自信がない男性は8割がモテない」という結果が出ているが、ここの「容姿に」の部分はいらないだろう。単に自信がないだけなのである。自信がない人間でモテると感じれる人のほうがおかしいだろう。 その他、「正社員力」とか、頭の悪い新書によくあるなんでもかんでも「力」をつけてみたり、中盤は辟易することもあるが、そんな中たどりついた第7章「男性保護法」のすすめ。 どこまで真に受けるべきかはわからないが三浦さん、実はこれが書きたかったんですね。
20 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
ちょっとがっかり。,
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レビュー対象商品: 非モテ!―男性受難の時代 (文春新書) (新書)
三浦氏の著作だけに、「格差」というキーワードに落とし込んだ論旨の展開になっています。 しかし本書の内容は「格差」で括るものではないように感じました。 本書において最も重要な指摘は、 若い男性にとって容姿やモテが、 生活の満足感や幸福感、自信と大きく相関しているというデータです。 更に本書では、 非正規社員は仕事を通じて、 自らの評価を高める経験(成長)を積む機会が、 正規社員と比較して相対的に少ないと言っています。 正社員であれば容姿に自信がなくても仕事を通じて成長し、 自信をつけることができ、 幸福感などを獲得できるチャンスが増えるが、 非正規社員はそれが比較的に困難だと。 それが格差だというロジックです。 ここまで読んで感じたのは、 それらは「容姿と生活の満足感」の関係ではなく、 あくまでも「所得と生活の満足感」の関係じゃないのかな。。。 どこかにロジックのすり替えはないのかなあと。。。 本書、 1〜3章は若者の意識について上記のような分析を展開していて、 それなりに参考になる部分がありました。 しかし4〜7賞のできが悪いと思います。 正社員力(4章)とか女性の意識の変遷(6章)など、 結論が甘く、かなりがっかりしました。 章により著者(三浦氏)も異なります。 後半は凡庸です。 雑誌の記事の方が示唆に富んでいると感じます。 三浦氏に苦言を呈します。
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