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静かな暴走 独立行政法人
 
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静かな暴走 独立行政法人 [単行本]

北沢 栄
5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

行政改革の鬼子「独法」の実態!行政改革の「切り札」のはずの独立行政法人が、実際には「官の聖域」と化しつつある。自主運営をいいことに暴走する独法の現状を明らかにする。

内容(「MARC」データベースより)

行政改革の「切り札」のはずの独立行政法人が、実際には「官の聖域」と化しつつある。自主運営をいいことに暴走する独法の現状を明らかにする。

登録情報

  • 単行本: 264ページ
  • 出版社: 日本評論社 (2005/09)
  • ISBN-10: 4535584362
  • ISBN-13: 978-4535584365
  • 発売日: 2005/09
  • 商品の寸法: 18.8 x 13 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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20 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 小泉改革について考える参考書, 2005/9/23
レビュー対象商品: 静かな暴走 独立行政法人 (単行本)
今回の総選挙で小泉自民党が地すべり的圧勝を果たし、いよいよ「郵政民営化」に向かって動き出す。首相は「構造改革の第一歩」だと言っているが、果たしてそうか。小泉自民党に一票を投じた人にとっても、今後の具体的施策は気になるだろうが、そういう人にこそ、この書を薦めたい。

結論的に言えば、著書は「『小泉改革』は道路公団民営化もそうだが、総論段階ではまともに見える方向性を示すのに、いざ具体化されるとイカサマに変わる」と書いている。それは「改革方針は提示したが、自らはフォローせずに成案作りを官僚に丸投げして、真偽が山場を迎えても傍観している」小泉流手法のためで、だから「実際に行った『改革』は、優先順位と手法を誤り、ことごとく実質のない、形だけ改革ふうに整えたエセ改革に終わった。それは国民に『改革の幻想』を振りまいて、来るべき真の改革を将来に大きく先送りした点で、罪深いものであった」。

特殊法人改革の一環だった独立行政法人化もまた同じで、中途半端な(見せかけの)「自律性」を持たせたことが、結果的に「役員の9割超が天下り」、「特殊法人より高額の役員報酬」という官僚の「焼け太り」を招いていると、著者は論難している。

著者はすでに『公益法人』(岩波新書)、『官僚社会主義 日本を食い物にする自己増殖システム』(朝日選書)という意欲作を世に問うており、本書は「行革3部作」の最終編との位置づけだ。公益法人にしろ、独立行政法人にしろ、複雑な縦割り行政のもとに公開される、限られた、しかもそれぞれは膨大な資料を読み解く作業を通じて書き上げられた本書は、日本官僚社会の「隠された意図」を鮮やかに摘出している。

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11 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 結論ありきの分析, 2008/9/27
レビュー対象商品: 静かな暴走 独立行政法人 (単行本)
 筆者は特殊法人、公益法人、独立行政法人の分野で有名なジャーナリストである。個人的には、筆者による岩波新書の『公益法人』はそれまで完全に謎に包まれていた公益法人に初めて大々的にスポットライトを浴びせたという点で、画期的な書物だったように思う。

 ただ、この著者には「官がやること=悪」というバイアスが埋め込まれており、この著者の著作はどれも全て同じ議論である。本書も、小泉改革の目玉の一つとして作られた独立行政法人という制度も、官僚の私利私欲のためにいいように利用されており、官の肥大化を招くだけである、というのが趣旨なのである。他方で筆者は大学の独立行政法人化には肯定的であり、態度が一貫しないところがある。

 このように、独立行政法人という制度がうまく機能するかは運用次第なのであって、まだ打ち上げられたばかりの独立行政法人に対して断定的な結論を出すのは尚早であろう。筆者の議論はバイアスを前提にした性急なものである。
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