本作は、確かに今までの中国プロパガンダ映画に比べると中立的ではあると思うが、やっぱりA級戦犯を合祀していることや、南京虐殺、被害者である中国・台湾、という視点から描かれている。だから日本人が観ると違和感が抜けないのだろう。また、靖国周辺で大きなデモや混乱が起きているような感覚もヘンである。これは日本人がニュースで見るところの「韓国のデモ」「LAのカーチェイス」「中東での内戦」の感じ、とでも言おうか。自分も実際LAにはよく行くが、犯人とLAPDのカーチェイスなんて見たことないし(笑)。要は、数多公開されている洋画の1本であり、特に気にする作品でもないのである。それが日本の助成金が使われている、とか何とか言って大騒ぎになったものだ。日本の歴史主観を学びたければ、他にもすばらしい作品がいくらでもある。結果的にはこの騒動で、普通ならば目立たないB級作品が特典映像付きの2枚組のDVDになって世に出ることになり、儲けた中国の方々も多いのではないか。大東亜戦争は確かに日米戦のみがクロースアップされて、日中戦や日露戦を描いた映画が少ない。何か後ろめたいことでもあるのかと思ってしまう。だから隣国に突っ込まれるとも思うので、正しい東京裁判映画や樺太戦映画、満州映画を作り上げてほしい。星2つ。