「千と千尋の神隠し」の「いつも何度でも」の作詞をした覚和歌子さんのアルバムです。言葉を生み出すチカラは、宮崎駿さんが惚れこんだのも納得です。それがこのアルバムでもいかんなく発揮されています。
(冊子には、宮崎駿さんご本人と、谷川俊太郎さんからも、コメントが入っていました。)
ご本人の歌う「いつも何度でも」も、映画とはまた違ったふうに優しくて、素直な雰囲気で、とても素敵です。
冒頭の「セーラ」もピアノと歌のみのシンプルな構成なのに、心に透明に響く、名曲です。
覚さんの声は、アルバムタイトルのように良く晴れた日に、住宅街を歩いていたらふと聞こえてくるような、振り返ると遠くから響いてくるような、懐かしさとすがすがしさを持った、透明な歌声です。
こう言ったら失礼かもしれないけれど、隣に住んでいる女の人が、おうちでピアノを弾きながら歌っているのを、窓の下に座りこんで聞いているような気分になります。(^-^)
そして、その声をのせるのにふさわしいのが、アコースティックだったり、あたたかかったりするアレンジです。
どれも、ココロの中で固まっていた部分を溶かしだしてくれるような感じです。
谷川俊太郎さんとの朗読が入っているのも、なんだか新鮮です。すごく言葉を大切にしている人なんだろうな・・・。