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5つ星のうち 4.0
出来そうでできない、丁寧で真面目な青春映画, 2007/8/11
レビュー対象商品: 青空のゆくえ [DVD] (DVD)
監督の映画感なのか、本が良かったのか、こんがらがりそうな女の子たちの思春期の言動・
行動の描き方は、くすぐったい程にいたいけで、その実、日々の心中は大なり小なり揺さぶら
れていることを、大袈裟な事件も起こさず、衝撃的な場面も抑制している。
高橋(男)と矢島との関係は、毎日配達する手紙の存在と、数少ないプレイバックで十分。
ドラマにしようとすれば、ストーリーの流れが分断されて、蛇足な盛り上がりとエピソードが
要求されるし、数少ない家庭環境等、昨今のドラマに見られる、時間配分(尺)を意識したもの
が出来上がりそうだ。
と書くとわかると思うが、本作のクライマックスは矢島との10分程度のやりとりである。
これのために、残りの場面があったと言っていいくらいで、高橋(男)が自分を許せない男気、
苦悩が分かるし、それは矢島についても言えることで、2人が目を合わせたことで氷解して
いく描写は、作れそうで作れない感動的なものだ。
さて、好演と評価された女の子たちだが、複雑そうな心理描写を5人が5人ともキャラ作りに
成功していると思ったのだが、女心とは意外にストレートなんだなと思った。
高橋(男)が、明るくみせているところで、結構ポイントになる発言するし、行動をとる。
全体的にみて、健全で善人しか出てこず、ほんのり哀しい。
こうした映画は、現在の事件性の高いテレビドラマや、悲哀度の高いテーマの映画よりも、退屈にさせないように作るのが難しい。
はっきり言えば、冒頭「監督の映画感なのか、本が良かったのか、」と書いたが、出演者に依るところもポイントが高い。つまり、演技が上手かった。
以前、映画『櫻の園』という強力な女映画があったが、男性が2人しか出ない、この作品は、それが故に良かったと思ったが、通じるところがあるかも知れない。
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5つ星のうち 4.0
長澤まさみと同年代にこれ程大勢の前途有望な女優達がいる, 2007/1/21
レビュー対象商品: 青空のゆくえ [DVD] (DVD)
サンディエゴに行ってしまう高橋君がやり残したことは、「いじめ」から救えなかった友人の
矢島信二君に後悔を伝え謝罪することでした。
でも高橋君はモテるし、部活であんな発言をするものだから女子達が皆ときめいてしまい、
恋のさや当てが始まります。
しかしながら仰々しい映画ではなく、むしろ出演者達に感情の抑制を促したかのような演出がなされています。
面白かった頃の、要するに昔のNHK「中学生日記」みたいな映画です。
中でも多部未華子と黒川芽以の演技力が際だっていました。
長澤雅彦監督の近作「夜のピクニック」の予告編として観てもおもしろいかもしれません。
同じ監督が多部未華子と西原亜希を再び起用したことの他に、両作品には共通点が多く見つかります。
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5つ星のうち 4.0
高橋君もてすぎ, 2006/5/4
レビュー対象商品: 青空のゆくえ [DVD] (DVD)
中学校を舞台とした、青春もの。恋愛を描いているが、いまふうのドラマには珍しく、「進んでいない」ふつうのピュアな恋愛が描かれていてさわやかである。音楽もGOOD!。しかし、主人公の高橋君は、登場人物の女性(全員モデル並の容姿)の全員から愛されていて(5VS1:そのうちひとりは微妙だが・・)、はっきりいってもてすぎである。また、世田谷区の高級住宅街にすんでいて、サンディエゴに家族の転勤のために転校するそうである。このあたりの設定を「ごくふつうの」中学生と感じられるか否かで、映画の印象は大きく変わってくるだろう。こういう題名からして、空の描写はきれいであり、東京でこの空を撮ったという点ではなかなかすごい!登場する女優のファンのみでなく、一般の映画ファンにもおすすめである。ちなみに、最初に見たとき、森田彩華の役と悠城早矢の役が(髪型が似ているせいで)混同してしまいましたが、バスケ部女子キャプテン(森田)と、高橋君だけが唯一の友達の鈴木さん(悠城)は違う人物なので、気をつけてみてください。サンパオの音楽がとてもすてきであとあとまで印象に残ります。