在りし日のチャン・ジニョンssiを偲びながら視聴いたしました。
胃癌に罹るリスクの中で,酒を飲みながら煙草を吸うのが最もリスクが高いそうです。映画の中で彼女が煙草を吸うシーンがあり,この映画が彼女の命を縮めた可能性も否定できませんね。
私は告知を受けたその日から煙草をやめましたが,色々な禁煙グッズを試すよりも一番効果的なのは「あなた死にますよ」というお医者様の一言だと思います。
さて映画ですが,一昔前の任侠映画に『義理と人情を秤にかけりゃ,義理が重たい男の世界』というのがありましたが,さしずめ本作は『愛と夢とを秤にかけりゃ,夢が重たい女の世界』といった感じの映画ですね。
日帝時代に実在した,大空に羽ばたくことを夢見る韓国女性初の飛行士(実際は2番目だそうです)“朴敬元(チャン・ジニョンssi)”の物語ですが,実話を基にしたフィクションですので,かなりの部分が映画的に演出されています。とりわけ前半部分は,後半の暗い内容を中和するための作戦みたいでした。
残念なのは,韓国映画では珍しい2時間を超える大作なのに,伝わるものが乏しかったということです。
ヒロインはチャン・ジニョンssiで,キム・ジュヒョクssiが相方,脇にユミンssiやハン・ジミンssiを配したのですが,役割分担がはっきりせず,キム・ジュヒョクssi以外は,はっきり言って“上手くない”です。
ストーリー自体も全体的に薄っぺらで,何のための前半で,何のための後半か,さらには満州に向けての飛行なども説明不足と言わざるを得ません。
結局,大作をめざして飛び立ったものの,惜しくも失速してしまったという残念な作品です。