トマトの本当の旬は3月だって、知ってましたか???
野菜の目利きになる第一歩は
『旬は路地野菜にある』と覚えることらしい。
著者はフレンチの料理人を経て、26歳でプロ専門の野菜中卸に転身、
現在は多くの有名レストランを顧客に抱える、
噂の青果店『築地御厨』の経営者。
季節ごとの本当の旬の野菜を紹介しながら、
各々の野菜を以下の3点で紹介するスタイルを基本とする本書。
1)よい野菜の目利き、
2)正しいカット・火入れ・保存など調理方法
3)野菜の旨さを引き出す至極のレシピ
単なるノウハウ本でもなく、
この人にしか書けないであろうネタや、
料理人としての経験からくる深い視点も満載だから、
読みダレせずにすーっと読めてしまう。
フムフム、野菜ってこんなに奥が深いんだぁ〜、
ページをめくるたびに驚き、いちいち納得。
強い意識と高い志を供に、
その道を極めんと歩んだプロにしか書けない本があるとしたら、
それはきっとこの本のことだ。
本書の根底にある著者の思いは、
巻頭の『はじめに』の終りに記された、この言葉に尽きると思う。
“これからの時代は、有機だとか、無農薬だとかの情報だけでなく、
自分の目と舌で野菜を観察し吟味する力が必要だと思います。
大切なのは「何を選択するか」なのです。
食べることは生きることです。
何を選択するかは、生きるための、自分自身への責任でもあるのです。”
野菜が好きな人、食の仕事に携わる人はもちろんこと、
一流の職業人の姿勢から何か学びたい人にも勉強になると思う。
内田さん、マーブルブックスさん、良い本をありがとう!!