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青春忘れもの (新潮文庫)
 
 

青春忘れもの (新潮文庫) [文庫]

池波 正太郎
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

池波正太郎が自らつづるその青春時代とは―関東大震災の年に生まれ小学校卒業後すぐに就職。勤め先を転々としつつ、芝居見物を楽しみ、美食を覚え、吉原にも早う早熟な十代を過ごす。戦時中は旋盤工として働き、やがて海兵団に入団。戦後、脚本家への道を歩み始める。両親や親族との思い出、友人や恩師との出会いを懐かしく振り返る清々しい回想記。時代小説「同門の宴」も収録。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

池波 正太郎
1923‐1990。東京・浅草生れ。下谷・西町小学校を卒業後、茅場町の株式茶買店に勤める。戦後、東京都の職員となり、下谷区役所等に勤務。長谷川伸の門下に入り、新国劇の脚本・演出を担当。1960(昭和35)年、「錯乱」で直木賞受賞。「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕掛人・藤枝梅安」の3大シリーズをはじめとする膨大な作品群が絶大な人気を博しているなか、急性白血病で永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 268ページ
  • 出版社: 新潮社 (2011/5/28)
  • ISBN-10: 4101157537
  • ISBN-13: 978-4101157535
  • 発売日: 2011/5/28
  • 商品の寸法: 15 x 10.8 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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形式:文庫
 『小説新潮』誌に連載された池波正太郎の回想記。幼少時から株式仲買店の店員時代、海軍へ入って復員後小説家になるまでの前半生が時系列で綴られている。

 池波正太郎を最初に読んだのは『男の作法』だった。以来時代小説よりもエッセイを多く読んでいるが、本作品でそれらに登場する家族や職場の上司、先輩、友人、食べ物のことが一つに繋がった。 

 この作品が書かれたのは1968(昭和43)年だから1923年生まれの池波正太郎はこのとき44歳。自身「そもそも、まだ回想記のごときものを書く年齢ではないし、」とあとがきに書いておられる。

 しかし大正生まれで戦前、戦中、戦後と激動の時代に青春を送ったこの世代は一生を2度、3度生きる程の濃密な体験をされており、平易な文章で書かれた250頁余りの本ながら内容的には大変厚みのある、池波正太郎の原点とも言える作品だと思う。

 巻末に加えられている短編『同門の宴』を読むと、『男の作法』のみならず著作の全てが一本の太い糸で繋がっており、幼い頃から青春時代までの良質な体験が池波作品として見事に花開いていることが分かる。
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