日本のアマチュアのア・カペラ・コーラスの水準がより高くなったと感じる「全国ハモネプリーグ2009 夏」のCDです。決勝に進んだ3つのグループはその中でも格別の水準の演奏を残しています。
A-Zのけいちゃんの見事な歌唱はまさしく絶品ですが、今回のA-Zの勝利の要因は、バックコーラスとボイパの安定感が増したことが優勝につながったのでしょう。「First Love」での音域限界のぎりぎりで勝負するけいちゃんの巧さは、アマチュアの領域を超えています。「ハナミズキ」では微妙にコーラスの音程が狂うのですが、それを修正していく歌唱力は流石でしたし、バックのコーラスの魅力的なサポートがあるから最高のポジションを獲得したのでしょう。
AS★KNOW の「Best Friend」は泣かせます。仲間と一緒に音楽を創り上げてきた時間を大切にして歌唱に込めているのがよく伝わってきました。ユニゾンを効果的に使用していました。「POP STAR」もヴォーカル・かっちゃんの巧さが光ります。バックのリズムのキレの良さも心地よく響き、良い演奏で印象に残っています。ハモネプにはメンタル・ハーモニーが大切だということを具現化したグループの一つでしょう。
ジュブナイルの「会いたい」もいいですね。微妙にバックのハーモニーが乱れるのは惜しいですが、歌唱力はあるし、感動的なまとめをして好感を持ちました。
他のグループでは、東北大学のなつメロの「さよなら」の高い完成度に感心しました。ラストのハーモニーの処理が上手ければもっと良かったのですが。腹筋学園 の「SORA」からもハモル喜びや醍醐味が如実に伝わってきました。演パクトの「天城越え」の凝ったアレンジと歌唱はまさしくインパクトがありました。