つい先日「ヒトラーの経済政策-世界恐慌からの奇跡的な復興」という本を読んだ事と、
元々アドルフ・ヒトラーという人物に興味があった(20年以上前に「わが闘争」を読んだ)ので、
本屋で面白そうな本はないかなぁと探索?していたところ、この本が目に入った。
私が本に求めるものは、幾分かの知識の習得と『面白かったなぁ』という読後感があれば充分だと思っているので、そういった意味ではこの本は充分楽しめた。
故に、他のReviewerの方達のように著者を批評出来るほど、本を読んでいる訳ではないので、あくまでもこの本の中身についての自分なりの思いをReviewします。
まずはアドルフの生い立ちと友人関係がこの本を読めば、良くわかります。
俗に言う中流家庭で育ったアドルフは10代半ばまでを何不自由なく、過ごしています。
そして、この本を読む限りでは、地道に勉学に励む、つまり普通の子供たちが当たり前のように行なう事に全く興味を示さないと言うか、
努力をしないというか、自分がやりたい事にしか興味が持てない中途半端な人間だったという事がよくわかります。
それは10代後半になっても変わらず、仕事はしたくない、兵役にも就きたくない。
正に最近の若者のような怠惰な人間の象徴だったんでしょう。
ところが第一次世界大戦にて兵役に就き、戦場へ赴くとアドルフは人間が変わります。
元々備わっていたであろうクソ度胸が功を奏し、兵士としてアドルフは一目置かれる存在となります。
これをキッカケにアドルフはナチの総裁、ドイツの総統閣下へと昇り詰めていくわけです。
総統時代の悪行に関してはこの本は殆ど記載しておりません。
アドルフの青年時代にFocusを当てた書物なので、当然なんですが。
私はEpilogeがとっても気に入りました。
ウィーンで過ごした時代の唯一無二の親友アウグスト・クビツェクとの再会におけるヒトラーの友に対する思いが
ヒシヒシと伝わります。
このEpilogeを読んでいると、アドルフという人物が本当に解らなくなってきます。
一体、彼の本性は何だったのかと...