TVなどで、作曲家の扮装をして、ご自身の描いたイラストを持ちながら、面白おかしく作曲家の生涯や作品についてまくし立てる青島氏には以前から興味があったが、この本を読むと氏への理解が格段に深まり、クラシック音楽への造詣も深まる、素晴らしい本である。
始めの方に自己紹介のようなページがあって、
趣味……美しいもの(含む少年)を見ること。
好きなもの……美しいもの(含む少年)。澁澤龍彦の作品。犬(レトリバー系)。納豆。
っというのが笑える。
少女漫画家を志し、中学生のとき一度だけ入賞したこともある、っという経歴も含めて、氏が未だ独身である説明のように感じた。
東京芸大の修士課程(作曲)を主席で卒業され、作曲もし指揮や伴奏もし、音大で教鞭を取り、執筆業をしながら絵画も能くし、TVでも私たちを楽しませてくれる。
真のマルチな才能とは青島氏のような人を言うのであろうと思った。
本書は青島氏に興味のある人には是非手に取っていただきたいと思う。
氏への理解が深まると共に、クラシック音楽にも詳しくなること請け合いである。