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青の時代 (新潮文庫)
 
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青の時代 (新潮文庫) [文庫]

三島 由紀夫
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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登録情報

  • 文庫: 202ページ
  • 出版社: 新潮社; 改版 (1971/07)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4101050201
  • ISBN-13: 978-4101050201
  • 発売日: 1971/07
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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21 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
読みやすい 2004/11/9
By hiraku トップ1000レビュアー
現実におこった事件を題材にして、ある種の青年の心理を描いている。三島にしては結構読みやすい作品であると思う。主人公のような心理をかかせたらピカイチのような気がする。自分自身にも本書に描かれている青年の心を持っていることを自覚しているのだろう。自意識過剰で孤独で世の中の全ての事象は計算すれば最適な選択が可能であるような青年の心を描き、ラストで子供のときの思い出を重ねることによって複雑な奥行きを作品につけることに成功している。
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29 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By とりさん 殿堂入りレビュアー
今から四半世紀ほど前に発表された『白昼の死角』(高木彬光)を読んで、詐欺師に憧れた人も多いと聞く。三島の『青の時代』は、この『白昼の死角』と全く同じ人物・事件をモチーフに描いた作品だ。

実は本書。三島的にはあまり気に入っていない作品のようではある。しかし読者として見るとき、三島自身の不満の根源と、その不満を超克する三島の将来を伺い見ることができ、非常に興味深い作品となっている。

前半部分。主人公の性格描写や、あるいは主人公が独白する偽善的・偽悪的呟きには『仮面の告白』のテイストを感じる。しかし、後半に入るにつれ、三島は『仮面』における善悪の直接的な探求を求めるのではなく、いわば「仮面それ自体」の探求を試みているかのように主人公を描きなおす。『仮面』の翌年に発表された「もうひとつの仮面物語」とでも言うべきか。

作者の目から見ると、『仮面』と『青の時代』の通底部にある「仮面的主人公」をいかに扱うべきかという「結論」が見えない苛立たしさがあったのかもしれない。しかし。例えば『仮面』を作者自身の「心の叫び」のようなものとして受け取った読者は、『青の時代』における「仮面の相対化」あるいは「作家自身の相対化」を感じ、三島文学のその後を楽しみにしたのではないだろうか。

読者として言えば、非常に興味深い作品であることに間違いはない。

このレビューは参考になりましたか?
11 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
文庫本についていた帯が面白かったですね。

”ライブドアショックで今話題沸騰、よく似た男がいた”ってね。

昭和24年に起こった光クラブ事件をベースに書かれた小説です。この事件自体は高木彬光の白昼の死角で知っていましたけど、三島由紀夫が書いていたことは知りませんでした。

私としては高木彬光のほうが、フィクションを多く含んでいるかもしれないけど、スピード感があって好きです。青の時代のほうは内面に入りすぎていて、ストーリーの展開という点では、まどろっこしく、かつ、物足りなかったです。
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