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著者が事業化で成功した大きな理由は、類似の光関連発明者であったことにあるように思われる。また、既に報われた企業人であった著者の冷静さが、社内を纏めて、技術開発を成功に導いたことが分かる。
本書は、事業化という局面も創造性ある仕事であることが宣言したもので、中村修二の発明に対し「一人ばかりの仕事ではないぞ」という企業経営者の不満を冷静に代表して発言したものと捉えると、極めて面白い。
とはいえ、最初の発明がなかったら、著者の仕事もない。中村修二の受け取るという200億円は、一見巨額だが、可もなく不可もない企業のサラリーマンでも一生では2~3億円を受け取っている。金の卵を産んだ発明者に並のサラリーマン10人分の報酬を差し上げても、それほど目くじらをたてることもないように思えるのだが。
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