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人に傷つけられた心が、人によって(作中ではイルカも1つの要素ですが)ふさがれます。
そんな作品です。
最後に、文章や物語は「凡庸」です。
しかし、だからこそ私の心に大きく染みこんだ本でした。
治療のために訪れた、遠く離れたオーストラリアで
イルカとの触れ合いを通し様々な感情を抱いていきます。
友人であり隣に住んでいる、アレックスとダグラス。
無意識のうちに惹かれてゆくゲイリー。
精神的に病を持つ、キャロル=アン。
たくさんのやすらぎを与えてくれるイルカたち。
そして、チェリストであるJB。
ココロに深く傷を負った彼女は、彼らとの
温かい関係の中で、苦しみながらも
自分自身を見つめなおします。
オンナとしてのリオ、
愛することを知らなかったリオ、
安らぐ場所のなかったリオ。
「フェルマータ・イン・ブルー」のチェロの旋律に
包まれながら、本当の自分を取り戻してゆく
彼女の心の声がココロの奥に響きます。
そして「ココロの傷」とは?
考えさせられるにも関わらず、読み終わった後
ココロの温まる作品です。
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