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青い花 (岩波文庫)
 
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青い花 (岩波文庫) [文庫]

ノヴァーリス , 青山 隆夫
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ある夜、青年ハインリヒの夢にあらわれた青い花。その花弁の中に愛らしい少女の顔をかいま見た時から、彼はやみがたい憧れにとらえられて旅に出る。それは彼が詩人としての自己にめざめてゆく内面の旅でもあった。無限なるものへの憧憬を〈青い花〉に託して描いたドイツ・ロマン派の詩人ノヴァーリス(1772―1802)の小説。

登録情報

  • 文庫: 380ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1989/8/16)
  • ISBN-10: 4003241215
  • ISBN-13: 978-4003241219
  • 発売日: 1989/8/16
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 57,927位 (本のベストセラーを見る)
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60 人中、50人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
ドイツ ロマン派詩人による遍歴の物語ということになれば、誰しもがある種のファンタジー小説的な楽しみ方を期待するのも無理はないと思う。ところが『青い花』は、詩人の成長を描いた物語というよりは、むしろ詩そのものだと言える。私達が (トールキンのような) 冒険ファンタジー小説や RPG (ロール プレイング ゲーム) が好きで、容易にその世界の中へと入って行けるのは、それらが私達が子供時代からずっと馴染んでいる時間感覚や運動感覚を外部からの刺激として体験するからであり、私達はそれがフィクションであり自分が実際には安全な場所に居ることを知っているからだろう。しかし、詩は読み手に少し異なる“筋肉”を使うことを要求するようだ。シュタイナー風に言えば、この本は記憶への沈潜を通じて内的な体験を喚起するものだと言える。そのため、私達は必ずしも安全であるとは限らない。同じこの物語を読んだとしても、私とあなたでは全く異なるものと出会うことになるのかもしれない。その面白さと危険さを、ぜひ体験してみて下さい。
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15 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
純粋 2008/2/14
形式:文庫
まず、物語には脈絡がない。夢見心地な予感が永遠綴られていて、読んでいてしばしばキュンキュンなる。
上手く表現できないけれど、「詩のための詩」というか「存在自体が詩」という感じで、綺麗でフワフワしている。
また、現実に根ざした鋭敏な思索も、散りばめられている。
ある哲学者(確か、ニーチェ)が、「純粋なものは、ノヴァーリスで終わった。」と語ったことにも納得。
「心は身体で、身体は心」というフレーズが、離れない。
このレビューは参考になりましたか?
26 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
汲み上げ豆腐 2005/1/14
By hinomalu VINE™ メンバー
形式:文庫
全てを確固とした形にすることは難しい。また、その必要もない。
豆腐でも汲み上げ豆腐が美味しいように、何でもカチカチにすれば
良いと言うものでもなく、ある程度「ふわふわ」していた方が、
良い場合も多々ある。

「形にならない形にならない」と妄想ばかり追っていては詰まらないが、
最初から形あるものなどなく、「段々と成り固まっていく」のが理である。
一度固定されてしまうと、その形に引き摺られ「原初的な海」の存在を
忘れてしまう傾向がある。
ドイツ浪漫派は後世からの批判にある通り、確かに妄想的でもある。
しかし、ノヴァーリスの「青い花」は「原初的なポエジー」と
「形ある言葉」が良い按配の傑作だと思う。
まさに全編、詩であり、歌である。

汲み上げ豆腐がいつまでも美味いように「青い花」も、
いつ読んでも価値があると思う。
美しいし、お勧めです。

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