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青い目のサラリーマン、ザイバツを行く
 
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青い目のサラリーマン、ザイバツを行く [単行本]

ムルター・ニアル , 矢倉 美登里
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,890 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

外国人社員には日本企業がこう見える!日本の財閥系大企業に就職したアイルランド人による、とっても真面目で、ちょっぴりユーモラスな14年間の奮闘記。

内容(「MARC」データベースより)

外国人社員には、日本企業がこう見える! 日本の財閥系大企業に就職したアイルランド人による、とっても真面目で、ちょっぴりユーモラスな14年間の奮闘記。

登録情報

  • 単行本: 286ページ
  • 出版社: ランダムハウス講談社 (2006/5/25)
  • ISBN-10: 4270001240
  • ISBN-13: 978-4270001240
  • 発売日: 2006/5/25
  • 商品の寸法: 19 x 12.4 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 952,202位 (本のベストセラーを見る)
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
主人公である著者自身がかなりの自由人なせいか、非常に日本的な財閥系企業で、初の外国人正社員としての道を、確固たる目的意識を持って開拓していこうとする奮闘記というよりは、異質な環境にたまたま置かれてしまった著者が、すこし冷めた眼で見た日本的企業社会の観察記のような読後感を持った。

著者が、財閥系企業では巡り合わせで働いているだけで、自分の好きな時にいつでも辞められる、というスタンスでのサラリーマン生活を送っていたようなので、文化や言葉の違いから発する「異質」な出来事への悲壮感もないし、ともすれば日本人が外国人に期待する、閉鎖的日本への痛烈な批判を読めるわけでもない。

日本語を操れ、一流の日本の大学から学位を取った著者のような非常に稀有な人材を、適材適所で生かしきることのできない、日本の一流企業の国際感覚の無さというのが、この本から痛い程感じられる。ただ、著者自身が、日本の大企業はどのようにして彼のような人材を、効果的に使えるようになれるのか、具体的な考察を加えているわけでもない。

基本的に、日本企業のもつ(彼らにとっては異質の)カルチャーに興味のある、外国人向けに書かれた異質体験記といった作品である。
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形式:単行本
アメリカ人でも、イギリス人でもない、青い目の外国人が、もっとも日本的な会社の一つである三菱で14年間勤めあげ、
疑問に思ったこと、苦労したことなどを、わかりやすく・ユーモラスに綴った一冊。
若い頃に世界中を旅してまわっていた彼でなくとも、日本文化の外からきた人々から見れば、
日本の会社という組織は画一的で強制的であり軍隊のようでも刑務所のようでもあるという指摘は、よくされているので珍しくはない。
けれども日常的なレベルに掘り下げて、日本人なら誰も熟読しないであろう「新入社員の手引き」を熟読して、感じた不自然さを率直に語っている所など、
著者の真面目さと会社のバカらしさが笑えると同時に、文化の内部にいては気づけない日本の特徴を可視化して突きつけられたような気にもなる。
会社(しかも財閥解体以前から存在していた三菱のような歴史ある大企業)は、日本の習慣がしみついており、日本文化を語る上で、有用なリソースなのだろう。

この本は、『菊と刀』の現代版なのだ。
ルース・ベネディクトは戦時中ということもありフィールワークすら叶わなかったから、それ以上と言ってもいいかもしれない。

そして重要なことは、著者がいわゆる日本の習慣を理解しようと努力し、上司や同僚に声をかけられる度、
「どうすれば場の雰囲気を壊さず、事態をうまく運べるか」と、いかにも日本的に考え、周囲に馴染んできた点である。
確かに彼は、軍隊のようでも刑務所のようでもある日本の会社で、外国人として扱われ、嫌になったこともあったが、
社員の仕事に対する真面目さや年功序列など日本の長所もきちんと評価している。

著者は、会社はじめ日本の自国や西洋との違いを指摘し時に批判しつつも、日本を気に入っている。
何より、いまだ彼が三菱をやめた後も家族と幸せに暮らしているのが、その証左であろう。

ね、ニールさん?
彼は私の大切な山登り仲間である。
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形式:単行本
筆者とは個人的に20年以上の知己であるが、筆者のムルター氏は、日本人に理解のある(=多少の不合理も寛容的に見る)西洋人の一人である。本書のように、西洋人が日本企業で体験したことを率直に述べたものは過去になかったと思う。まして日本企業の代名詞でもある財閥系企業で働く経験が著わされたものは、外国人と接することの多い会社に勤める私にとって興味深く読むことができた。

西洋人に奇異に映れば映るほど、企業人として合格点であるという論説なので、これから財閥系企業で働く新入社員は逆マニュアルとして読んでおいて損はないと思う。長年働いた会社のことを表現するのに伝聞形が用いられている文章に独特な風刺を感じる面白い本でした。ぜひ続編を期待する。
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