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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
藤沢周平が好きならOK,
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レビュー対象商品: 霧の橋 (講談社文庫) (文庫)
エンディングがだいぶあっさりとしていますが、登場人物の描写がうまく、結構ハラハラさせられて、一気に読めます。著者の作品はこれが初めてでしたが、何となく藤沢周平に似た感じを受けました。
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
町人物と武家物をダブルで楽しめます,
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レビュー対象商品: 霧の橋 (講談社文庫) (文庫)
短編のモチーフをいくつも連結させたような傑作時代長編。冒頭の、女性をかばって盟友に斬られるエピソードだけで、一編の鮮やかな短編になりうる。その後は一転して、紅を扱う小店と小間物屋の大店との経済戦略的死闘が繰り広げられる。忠心をつくす奉公人もいれば、あっさり金になびく出入りの仲買人もいる。夫婦の信頼とふとした行き違いも丁寧に描写される。ラストにプロローグと響きあうエピソードで〆たあたり、隙の無い構成である。乙川の描く主人公には、清潔感がある。今まで読んだ5冊の全てが傑作だった。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
どこかの書評に「蘇った武士の意地」といったものがありましたが、違いますね。,
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レビュー対象商品: 霧の橋 (単行本)
時代小説大賞受賞作とのことですが、「悪徳商人」の方々の動きが、主人公の考えの通りに規定されてしまっていて、ちょっとリアリティが損なわれている部分があると思います。(生まれつきの商人でない)主人公の推理をさらに超えた、あるいはさらにそれの裏をかく動きを悪徳商人がやっていれば、もっと深みが出たと思います。ストーリーは複雑です。親の仇討ちがからむので、時間の推移も長くなりますが、前置きは適度な長さで、クライマックスに向かう本筋に入っていきます。絶妙なのは主人公の夫婦の機微や言葉のやりとりでしょうか。お互いのことでそれぞれ事件があって、隙間が広がりながら、大詰めへ向かいます。読み終わって、時間をおいてよく考えてみると、「なんでだ?」という点もないことはなく(ここらへんは推理小説も同様でしょう)ですが、最後の場面でのやりとりは、恩讐を超えた強烈なインパクトです。感動しました。ひとつ指摘します。終盤に出てくる「舟が荷を下ろす」で始まる一文が千両です。著者がもっともお気に入りというか「できた」と思った文ではないでしょうか。わたしはこの本の中の最「秀逸」の一文と思います。ほんとうに共感します。こういった「救われる」結末の本が大好きです。
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