初めての一人で長い時間旅をしたのに、着いた駅ではリナを迎えに来てくれるはずの人がいない。心細くて泣き出しそう、リナの夏休みは始まったばかりなのに。いつもと違う場所、いつもと違う夏。いろんな人に会って、リナはたくさん大人になりました。
「小さい頃読んで大好きだった」というレビューを見ると、正直うらやましいです。主人公のリナと同じくらいの歳にこの本に出会えてたらな、と思います。
でもね、大人になって初めて読んだからといって、この本の魅力が減るわけじゃないのよ。大人も充分夢中になれます。面白かった本て、私の場合、読んだ直後に好きな箇所とか読み直ししちゃうんだけど、この本もそれに該当しました。
ただね、小学校の私がこの本を知らなかったことが可哀相なの。もし読んでたらワクワクして読んでたろうし、「この角を曲がれば霧の谷かも」って楽しんで道を歩いただろうなって思うと、小さい頃の自分にちょっとごめんねと思います。そして、そんな思い出を思い返しながら、大人になってこの本を読み返しているなら幸せなのにね、って残念に思っちゃいます。
だけど、いい本はいつ出合ってもよいものです。知らないままで終わらなかったことにありがとうです。