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38 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
官僚内閣制(含む日銀)ではもう駄目だ,
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レビュー対象商品: 霞が関埋蔵金男が明かす「お国の経済」 (文春新書) (新書)
『さらば財務省』の著者(元財務省キャリア、本年4月より東洋大学教授)による日銀、財務省ひいては日本の中央官僚制度全てに対する建設的批判の書。このような書が次々と世に出ること自体歓迎すべきことであり、空港会社への外資規制が「国の安全保障」論とは何らの関係もなく、単に天下りという「役人の安全保障」を目的としている事情を喝破するなど、小ネタも含めて内容も読ませる。前著における「反インフレ至上主義」の日銀と「財政原理主義」の財務省が、対立しているようでいて実はメンタリティーが似通っていること(前著203頁)や日銀が依然としてハイパワード・マネーの供給を渋っている(むしろ減少している)が故にデフレ脱却ができない(前著56頁、同200頁)との指摘は、同様に本書を貫く縦糸になっている。また、「マンデル・フレミング理論」や「国際金融のトリレンマ」論など、国際経済学の基礎知識も得られ、薄いが充実の内容。それにしても、「高校1年生〜財務官僚・日銀マン向け」との帯惹句は、皮肉たっぷり。
9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
かなり読みやすい,
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レビュー対象商品: 霞が関埋蔵金男が明かす「お国の経済」 (文春新書) (新書)
普通に新聞を読んでいる方なら90分以内に完読できる。
内容は「埋蔵金」の解説に始まり、財政・金融政策への問題提起、公務員制度の問題点と続き、いずれも問題の所在が非常に分かりやすく示されている。 特にこれらの日本の問題は他の先進国と比べどの程度ずれているかといった点がよく書かれている。 内容が最近話題に上っていることが多く、時間と共に価値が低減してしまうため、早めに読むことをお勧めしたい。
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
楽しく読める一冊だが・・・・,
By miyasuke "miyasuke" (東京) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 霞が関埋蔵金男が明かす「お国の経済」 (文春新書) (新書)
なかなか楽しく読める一冊であった。日銀を「馬鹿」の一言でばっさり切っているあたりは読んでいても、ある意味爽快である(笑)
ただしボリュームも少ないせいか、いささか説明不足なのも事実。特にマンデル・フレミングモデルの項で、「日本は変動相場制だから財政政策、公共投資はムダ」とさかんに指摘しているが、そもそもマンデル・フレミングモデルは 前提1:自国が小国 前提2:金融政策が中立 前提3:国際資本移動が自由 のもとで成立し、財政出動をすると、 所得増加→金利上昇→資本流入→為替レート上昇→純輸出減少となり、所得増加が相殺される というものだが、日本の場合前提1と前提2が成立していない。 まず、日本の経済規模は大きすぎる。 次に、現在の金融政策は輸出ドライブがかかっていて異様に円安に振れており、中立とは言いがたい。 従って、上のシーケンスに書かれた「金利の上昇」と「為替の上昇」は起きない(上昇しそうになると政府が介入して下げる)、だから、輸出の不振による所得の低下を生み出さないのではないかと思います。 著者にしてみれば、この程度の反論など簡単に論破してしまいそうではあるが(そう信じたい)マンデル・フレミングモデルは万能である、といった誤解を生みかねない。 他にも、これはちょっと言いすぎだろ。と感じた部分も多々あるので★4つ
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